にゅうめんが大好物の学生、桜井鶴彦は、にゅうめんの食べすぎで栄養がかたより若くして死亡する。あの世へ旅立った鶴彦は最終的に極楽浄土に住まわせてもらえることになるが、にゅうめんがないことを知って極楽浄土に住むことをこばみ、その結果として、超人的な力を持つ正義のヒーロー「にゅうめんマン」として人間界によみがえる。そこでにゅうめんマンは、市民の暮らしをおびやかす悪の教団と衝突し、しばしば窮地に追い込まれるが、片思いしている乙女を危機から救い、街の平和も守るため、悪者たちとの戦いを続ける。

ウィキッドカオスを知っているかい？ 自分がこう考えてほしいと願ったことを、別の意図で相手に伝えちまう悪魔のことだ 正義の味方に遭遇した少年 心臓に穴の開いたアイドル名探偵 そして、ひとを満たして殺す充填魔 永崎ぬいぐるみ手入れ事件をめぐり、三名の〝天敵〟が一堂に会するとき、頭脳と願いの限りを尽くした、異能者たちの化かし合いが幕を開ける もつれてほどけぬ運命が、複雑な綾模様を織りなす中、一体誰が勝利者となりうるのか……？ 感染をはじめた悪意を止めるのは、誰だ──

『軋轢魔法』――この世のあらゆる『争い事』の元凶にして発生源。心の中の憎しみに反応し発動するソレは、何の前触れもなく人間の中に力として発現し、本人を、周りの人間を苦しめる。そして『軋轢魔法』を持つ人間は、迫害され、人間の癌として駆除されるようになっていた。ほんの少しの憎しみならば小さな喧嘩が起きるだけ。だが、あまりにも大きな憎しみが集まった時、世界は砕ける。縞違リョウナ、そう呼ばれる少女もその一人。何十年間も逃げ続けていたが、遂に追手に殺されかけようとしていた時だった――名も知らぬ青年に助けられ、その仲間達の暖かさに触れる。その中で人間らしい感情を取り戻したリョウナはその力で世界を救うと決意するが…… ※小説家になろうにも投稿しております。