「僕より、君は物理学とかが好きなんだろう?」 とある研究所にてタイムマシンの開発に携わっていた。 一時格納反射体とかエントロピー較正エンジンだったり、時にはソーダバーマシンを作っていた。 恋はしてたけど、告白したら、すぐに断られて自分が作ったタイムマシンの優先搭乗券に応募して、みごと当選。 当選は必然として、彼女は歴史を作り出すチャンスを得た。 しかも、たった少しのチップで恋愛までできちゃう権利までつけて。因果関係補填機能でも付いているに違いないが、その辺りはあまり聞かないことにしていた。 「もしも〜なら」ということを作り出すだけ。 このタイムラインは新しいタイムラインになり、下に戻りたいと思っても、空間と時間、そして出発する前のまま戻されると。 注意書きを読んだところで、どの時代に行くか? 当選したので、その代わり一つ「彼女」の知識ととんでもなく分厚いマニュアルとほんの少しのスパイスで、室町幕府奉公衆を助けて、幕府を再興させなさいという命令付きで。 その代わり、保護者をつけてもらう。 それは、幕府奉公衆にして、室町幕府最後の幕臣である「三淵藤英」とその弟「細川藤孝」の二人に保護してもらう。 が、その代償は「室町幕府復興」 そして、チップはフラれた代わりにどちらかと運命を共有する。 条件は、自分がこのタイムラインから来ていることを話すことが条件だった。 「科学(化学)で、室町幕府。再興して見せます!」 ->恋愛要素を含みますので、気になさる方は、ご注意の程よろしくお願いします<-
読了目安時間:8時間10分
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