箱庭の夢奏者
つくばね
現代/その他ファンタジー
長編
25話
91,197字
2022年7月10日更新
裏表の激しい主人公と行く旅路、共にしてみませんか?ワームを崇める者の村、ミンナエガオノムラ、とても幸せな家庭、大好きなあの子への告白。貴方のドキドキが今ここに。 「.........知ってるかい?最高の気分ってのを。とろけるほど気持ちよくなれるんだ。」 「多分、バターとパン、それにニンニクとを一緒に合わせてみれば最高の気分に合わせて最高のガーリックトーストが出来上がる事だろうね」 「僕がバジルを欲しそうな顔してるって?バカか、胡椒の方が欲しいに決まってるだろう?」 「ああ、勿論知ってるさ。君の言う通り、香辛料好きとは時に争いを引き起こす大きなファクターだからね。だが、争いも香辛料の一種とは考えられないかい?」 「あはは!そう考えれば、僕は常に最高のガーリックトーストが食べられる事になるだろうね!」 「とは言ってもだ、僕は今日先に食べてきてしまっててね。君が良ければ僕の作った最高のガーリックトーストを食べて欲しいんだ」 「何を食べてきたのかって?小さな百合を一本だけね。抱く分には軽いが、支える分には重たい百合だよ。」 「さあ、召し上がれ。ほとぼりが冷めぬうちにね」
読了目安時間:3時間2分
この作品を読む