江戸時代

検索結果:124件

  • 江戸のフリーター 大名行列屋助三郎

    第15回小説現代長編新人賞第1次通過作品

    100,500

    0


    2023年9月27日更新

    江戸時代、フリーターという働き方があったことをご存じですか? このお話は雇われ中間としてあちこちの大名行列に加わって稼いで暮らした若者助三郎の物語です。 さて助三郎、大名行列屋のまま生きたのでしょうか。それとも……。 木曾の炭焼き与助の孫三郎は二人暮らしの祖父の死で十六歳で江戸へ出る。日雇い人足、物売りで一年を過ごす。 その後、体格が良く、凛々しい顔立ちの三郎は誘われて大名行列の雇われ中間のフリーターとなる。 初めての雇われ中間の盛岡藩南部家の国入り行列で、徒士頭は三郎の凛々しいのを見て助三郎という名を与える。三郎は助三郎と改名。 不安を覚えつつ、惰性に流されていく助三郎。廻船問屋備前屋の娘お結に行列姿を褒められ、思わず『祖父の代から盛岡藩に仕えています』と嘘を。 この嘘で二人の縁がどう流れていくのか。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:3時間44分

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  • 月詠の鏡と劔 大江戸月想奇譚

    江戸時代初期が舞台の伝奇ファンタジー

    3,978,276

    13,571


    2023年9月27日更新

    時は江戸時代の初期辺り。場所は大江戸浅草浅草寺(せんそうじ)そこから、物語は始まる。 古き月の他に新しき月があらわれ、江戸の町に不安があふれる。月詠という新しい月から生まれ落ちた存在に、里を抜けた伊賀の天才忍者才蔵は命を救われる。 次々と現れる個性の強いキャラクターたち。柳生家の双子、宗冬(むねふゆ)と宗春(むねはる)。天才陰陽師、土御門泰誠(つちみかどやすまさ)。そして、何処からか現れた古き四神(ししん)……青龍、朱雀、白虎、玄武。 彼らが時に競い合い、時に対立し、時に力を合わせて、襲いかかる様々な怪異に立ち向かっていく。 月詠が持つ抗いようがない力、仲間が増え、やがて……それは、大きなうねりとなる。 歴史伝奇ファンタジーです。 史実とは明らかに異なります。あくまでも伝奇ファンタジーとして、お読みくだされば嬉しいです。 イラストは権兵衛こと弓削是雄です【芳乃カオル様よりいただきました】

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:38時間47分

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  • 江戸遊々

    頃は文政 絵描きの話をしよう

    0

    0


    2023年9月27日更新

    酒井(さかい)抱一(ほういつ)は、ゆくゆくは自分も姫路藩主になろうかという身分だった。幼い頃の名は栄八(えいはち)という。 大名家の次男らしく武芸一般、能楽、書画、和歌俳諧と武家の嗜(たしな)みを身につけていく。 だが御家の事情により、出家し市井(しせい)に生きることになった。 大名の嗜(たしな)みというには過剰すぎる才能は、吉原に遊びやがて下谷金杉に流れ着く。 浮世絵から水墨画、そして尾形光琳(おがたこうりん)の絵に出会い、抱一の絵は優美で洒脱な都会的作風へと変わっていく。 終(つい)の棲家(すみか)、雨華庵(うげあん)へ辿りつくまで。 江戸を巡り、人の間に生き、絵を描き続ける。 ▽▽▽▽▽ 諱(いみな)である名前そのままのところは、わかりやすくするためです。(同じ字を使っているのでわかりやすいというか、わかりづらいというか笑) すみません、諸々含めてご了承ください。 ▽▽▽▽▽ 琳派の流れでシリーズ化できたらいいなあと思います 俵屋宗達→尾形光琳→酒井抱一←new ▽▽▽▽▽ 本文の右上「Aa設定」から縦組みを設定してくださると読みやすいかもしれません。 お好みですが、よろしければお試しください。 ▽▽▽▽▽ 参考文献 本文末に掲載します。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:29分

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  • 茜空の彼岸花

    新選組とある女の話。(完全に作者の趣味)

    40,650

    60


    2023年9月25日更新

    [あたいはあたいの思うままに生きる。 今も昔もこれからも。] 物の怪や幽霊がチラつく江戸時代。 目には見えないものから、 京を護れと仰せつかった新選組に、手を貸すはめになった陰陽術を使いこなす不思議な女、鈴音。 ガサツでありながらも、優しく多くの謎を秘めた彼女は、 拭えない過去と新しい道への葛藤を抱え、 新選組とともに時代を駆け抜けて行く。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:4時間7分

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  • その手を引くのは

    少し訳ありな時代物和風恋愛です。

    207,920

    1,490


    2023年9月25日更新

    時は江戸時代、関東の小藩・峰澤藩の領内で織りなされる男女の物語。 料理屋や蕎麦屋で下働きをしながら長屋で子供たちに学問を教えている町娘・紘子は、蕎麦屋の常連・清瀬重之介と知り合う。封建的で閉鎖的な世にありながら、重之介の前衛的で開放的な思想や言動に興味を持ち始めた矢先、紘子は料理屋で藩主の弟・清平従重と出会う。 傍若無人な振る舞いの陰に憂いと優しさを覗かせる従重、器用に距離を詰め紘子の心に踏み込んでくる重之介……彼らが関わり始めた事で、紘子の「過去」も動き出す―― ※この物語の中には、精神的または肉体的に苦痛を与えるといった暴力的表現や残酷な描写、または身体的接触を伴う性的描写が入るエピソードもたまにございます。目安としてはR15指定程度を想定しています。閲覧される方は何とぞご承知おき下さい。 ※表紙はイラストレーターのyuki様にご制作頂きました。無断使用・無断転載などはご遠慮下さい。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:9時間42分

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  • 幽霊の岡場所

    『裏奉行、四ッ葉雪兎』の怪談短編

    4,100

    20


    2023年8月31日更新

    拙作『ちょっとエッチな? 怪談特集』を出した際に、どう考えても短編集のカテゴリーになるよねえ? て事で……同作収録の『幽霊の岡場所』を切り取って、少しの加筆と修正しつつ挙げさせてもらいました。 この作品が少しでも、あなたの心に残ることを願っております。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:6分

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  • ちょっとえっちな? 怪談特集

    ラブホや恋愛絡みで起きる恐怖体験

    5,500

    5


    2023年8月29日更新

    拙作『令和拾文字艶噺 第参幕』にて収録されたラブホやナンパに江戸の性風俗にまつわる創作怪談を、ショートショートスタイルにて公開させていただきます。 新作書き下ろしの逸話に関しては、怪談らしさを描くために謎は謎のままにしております。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:10分

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  • 僕と猫と独眼竜 ― 勝手に他人の半生を書いてみた(番外編)

    軽いノリの歴史ものです

    12,600

    0


    2023年8月22日更新

    山田武は10歳の少年。家出したアリスを探すため、猫と一緒に将門塚に向かった。将門塚の裏にあった石碑に触ったらどこかに転送されてしまう武と猫。 転送された先で武は、謎の中年おじさんに出会う。中年おじさんは「ワシの名は伊達政宗。結構有名だから知っとるだろ?」と言うのだが、武には本物かどうか分からない。 この物語は、武と猫が自称伊達政宗と出会うところから始まります。武と猫はアリスを探すことができるのか? 10話くらいで完結する予定です。

    読了目安時間:57分

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  • たそがれに咲く花なれば

    しがない浪人と妻の最期の日々を描きます

    9,800

    30


    2023年5月25日更新

    江戸時代の初期、徳川家光が三代将軍となったばかりの頃。 浪人・園部多門は、妻・さきが不治の病を患っている事を知る。 思い悩んだ末、金を稼ぐ為に多門は武士を捨てる決心をするが、それに気付いたさきは怒り、離縁してくれとまで夫へ訴えた。 二十年以上、一途に武士の妻として生きてきた信念や価値観が、死の恐怖より強く彼女を駆り立てているのだ。 共に根は頑固。 言い出すと後に引けない性分同士である。 感情的になった話し合いはこじれにこじれ、時に激しく、時に切なく、時に滑稽なやりとりが続く。 しかし、それらは全て互いに相手を思いやる気持ちの表れ。 己の本心を偽りなく曝け出した時、二人が選ぶ愛の行方は…… アルファポリス、エブリスタ、小説家になろう、にも投稿しております。

    読了目安時間:18分

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  • 時空系公務員の受難

    イメージより遥かに辛い、公務員の世界を。

    460,750

    240


    2023年5月27日更新

    公務員の悲哀をたっぷりと。 時間整備局時間整備部時間整備課時間改善四係 主事 雄世 比古志《およ ひこし》 26歳は、上司である補佐兼係長 芥子 花蘭《けし からん》を怒らせた同僚 主任 是田 芽太《これだ めいだ》と共に江戸に置き去りにされた。 自分の時代に、雄世たちは帰れるのか?

    • 暴力描写あり

    読了目安時間:14時間30分

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  • 歳三様、恋唄 始末記

    幕末、新選組。土方さん、恋の俳句ネタ。

    300

    0


    2023年6月24日更新

    幕末、文久三年。 多摩の小島鹿之助の元に、 新選組 副長・土方歳三から、手紙が届く――。

    読了目安時間:4分

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  • 天高く燃ゆ~江戸市ヶ谷事件帖

    のちの新選組メンバーの江戸での物語

    7,000

    20


    2023年2月13日更新

    時は幕末、刻々と変化する時世の江戸市中。 そんな江戸の片隅に建つ小さな剣術道場・試衛館には個性的な面々が集う。 土方歳三をはじめした、沖田総司や食客たち、そして道場主の近藤勇。 だが世は鎖国から開国に転じたことから、異人襲撃や食い詰め浪人による人斬りが横行。武士とは何かと問われる中、歳三たちは真の武士像を求めて江戸の町を駆けていく。

    読了目安時間:2時間29分

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  • 第一話 秋風 その3

    連載中

    100

    0


    2023年2月3日更新

    寺子屋師匠 菊池三之丞と妹弥生の活躍と成長

    読了目安時間:5分

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  • 〓〓屋敷

    新春ホラー祭の参加作品です。

    16,800

    161


    2023年1月19日更新

    神室宗介様の企画、「新春ホラー短編祭」に参加させていただきました。 テーマは一応「春夏秋冬」ですが、ちょっとズレてる気も……(;´・ω・)

    読了目安時間:11分

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  • 裏奉行、四ッ葉雪兎~年はじめ~

    はぢめての時代物、笑って読んで下さいませ

    3,100

    0


    2023年1月18日更新

    江戸もそろそろ幕末へと近付く十四代将軍・家茂(いえもち)の時代に、一隻の船が流れ着いた。 その船には雪のような白肌に銀髪と棗の瞳を持った、後に幕府の背中を護る奉行となる異人の青年とその侍従が乗っていた。 それから幾年かの年が過ぎ……かつてクローバーフィールドの家名を捨てた青年は、自らを『四ッ葉雪兎(よつば ゆきと)』と名乗り……江戸の町の市井を身を投じる。 とまぁ読んでてシリアスかな? て思った読者はいるとは思うけど、そいつは作者のシリーズである『裏奉行、四ッ葉雪兎』本編を楽しんでくれ。 今回は本編じゃあ書かれないであろう、軽い雰囲気の雪兎の年始の一時を楽しんでほしい。 文責 才谷 南次郎 テレビ時代劇仕立てながらも殺陣の場面はなく、謎解きもないのですが……江戸後期の日常の一端を楽しんでもらえたら、これほど嬉しいことはありません by 才谷南次郎が先輩格、ほろふる!

    読了目安時間:6分

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  • 落語 招き猫

    招き猫のように右手を上げていた。

    2,400

    0


    2022年12月30日更新

    火事に遭遇した松吉は、取り残された子猫を助けようと奮闘する。 ※古希(こき):七十歳 ※四方山話(よもやまばなし): 種々雑多な話。 世間話。 雑談。 ※鳶口(とびくち):長さ1.5m~2mほどの木製の棒の先に、鳥のくちばしのような形状をした鉄製の鉤(かぎ)が付いた道具。木材を引っかけて運搬したり、木造家屋を解体したりするために用いられる。 ※丸髷(まるまげ):結婚した婦人が結う、日本髪の型。頭上に楕円(だえん)形の、やや平たい髷(まげ)をつけたもの。 ※旧暦の春は一月~三月。 ※欣喜雀躍(きんきじゃくやく):大喜びで、小躍りすること。

    読了目安時間:5分

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  • 彼岸の桜

    勉強会④用、一人称の短編。

    600

    10


    2022年12月26日更新

    慶応四年、戊辰戦争の最中。 新選組は、かつての華々しい活躍から転じ、斜陽の一途を辿っていた。 戦で倒れる者、隊を離脱する者、それでも残る者。 一番組長・沖田総司は、患っていた肺病が悪化、戦線を退き、千駄ヶ谷の植木屋で療養する事に。 副長・土方歳三は、戦の合間を縫い、沖田に会いに行く。

    読了目安時間:3分

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  • 江戸・oh!掃除 (落語風)

    もう、冬でぃ。はえーな……

    700

    20


    2022年12月17日更新

    年末になるとめんどくせぇのが、大掃除だ。そこで、一人もんの伊吉は、彼女のおよねに頼むことにした。ところが……

    読了目安時間:3分

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  • 藁の縄

    神隠しにでも遭ったのじゃろか?

    1,100

    10


    2022年12月10日更新

    誰一人として、おえいの声を聞いたことがなかった。 ※時代設定上の差別用語があります。

    読了目安時間:7分

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  • ある空の下で

    (ノベプラ課題参加用)

    1,100

    0


    2022年11月23日更新

    ノベプラ課題参加用の作品になります。 新選組を描いております。

    読了目安時間:3分

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  • 俵屋 ―風神 雷神―

    頃は寛永 絵描きの話をしよう

    23,800

    50


    2023年8月6日更新

    能狂言、歌舞伎、書蹟骨董、茶の湯、そして絵画。 信長や秀吉の好んだ豪奢な美、雅やかな王朝文化。それは混じり合い、町衆という裕福な商工業者たちの自治組織によって支えられ、京の文化として花開く。 関ヶ原も今は昔。 京に絵屋というものができた。店の名は「俵屋」当主の名を「宗達」という。 ▽▽▽▽▽ 似非京都弁なので直してくれる方を希望します。もしくはご寛恕くださいませ。 ▽▽▽▽▽ 琳派の流れでシリーズ化できたらいいなあと思います(希望) 俵屋宗達→尾形光琳→酒井抱一→鈴木其一 →(神坂雪佳) →明治近代日本画の画家 ▽▽▽▽▽ 本文の右上「Aa設定」から縦組みを設定してくださると読みやすいかもしれません。 お好みですが、よろしければお試しください。 ▽▽▽▽▽ 参考文献 本文末に掲載します。

    読了目安時間:45分

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  • 無いもの貸し升!損料屋

    娘十八、番茶も出花。

    3,300

    5


    2022年11月1日更新

    江戸の損料屋を舞台にしたコメディ。男勝りのお沙希が繰り広げる恋と捕り物。

    読了目安時間:42分

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  • 盆正月

    こんな伝統行事があるんですよ(笑)

    2,800

    0


    2022年10月30日更新

    お盆休みも終わりの日、もっと休みが欲しい茂吉と五郎は「盆正月」を実行するのだった。

    読了目安時間:2分

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  • 女奉行 伊吹千寿

    女奉行が江戸の町の悪を斬る!

    17,900

    110


    2022年10月30日更新

    八代将軍徳川吉宗の治世において、女奉行所が設置される事になった。 享保の改革の一環として吉宗が大奥の人員を削減しようとした際、それに協力する代わりとして大奥を去る美女を中心として結成されたのだ。 どうせ何も出来ないだろうとたかをくくられていたのだが、逆に大した議論がされずに奉行が設置されることになった結果、女性の保護の任務に関しては他の奉行を圧倒する凄まじい権限が与えられる事になった。 そして奉行を務める美女、伊吹千寿の下には、〝熊殺しの女傑〟江沢せん、〝今板額〟城之内美湖、〝うらなり軍学者〟赤尾陣内等の一癖も二癖もある配下が集う。 権限こそあれど予算も人も乏しい彼女らであったが、江戸の町で女たちの生活を守るため、南北町奉行と時には反目、時には協力しながら事件に挑んでいくのであった。 アルファポリスの第8回歴史・時代小説大賞で「江戸を揺るがす捕物譚賞」を受賞した作品の転載です。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:4時間38分

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  • 豊玉宗匠の憂鬱

    幕末、新選組。土方さん俳句ネタ、ギャグ。

    1,500

    0


    2023年1月22日更新

    1860年、暮れ。 後の新選組 副長、土方歳三は、 机の前で、と或る問題に直面していた――。 ※「小説家にな●うラジオ」ネタ有り。

    読了目安時間:3分

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  • 散華の庭

    幕末、新選組。土方と、沖田の話。

    1,100

    0


    2022年11月6日更新

    慶応四年、戊辰戦争の最中。 新選組 一番組長・沖田総司は、 患った肺病の療養の為、千駄ヶ谷の植木屋に身を寄せる。 戦線 復帰を望む沖田だが、 刻一刻と迫る死期が、彼の心に、暗い影を落とす。 その頃、副長・土方歳三は、 宇都宮で、新政府軍と戦っていた――。

    読了目安時間:12分

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  • 泡沫の魚

    幕末、土佐藩。岡田以蔵と武市半平太の話。

    1,200

    0


    2023年6月22日更新

    安政二年。 後に「人斬り以蔵」の異名を取る、 土佐藩士・岡田以蔵は、 師と仰ぐ、武市瑞山(半平太)の、道場に入門する。 若かりし以蔵と、武市先生の、道場での一日。

    読了目安時間:3分

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  • 群青の雲

    頃は幕末 絵描きの話をしよう

    28,200

    160


    2023年8月27日更新

    ※(前半)改稿を予定しています。 基本的な話の筋は変わりませんが、少し補足的に入れたい部分があるので。お読みいただく分にはかまいません。 よろしくお願いします。 幕藩体制の弱体化と矛盾が誰の目にも明らかになってきた幕末。 京狩野(きょうがのう)の家に生まれた晋三(しんぞう)は書を読み、絵を描くことが好きだった。 だが両親は狂言師になれという。 初めは面白く思ったものの、やはり絵師の血はそれを許さなかった。京のあちらこちらで模写した絵巻は八十九巻を数える。 晋三は狩野永恭(かのうえいきょう)と画号を与えられたが、描きはじめたものは狩野派の絵ではなく「やまと絵」と言われる柔らかく艶(あで)やかな絵だった。 永恭と出会った綾野(あやの)という年下の少年も絵の道に進むことになる。 永恭から金儲けの匂いを嗅ぎ取った綾野は、押しかけて行った先で目にした「やまと絵」に魅了され、本気で弟子入りを志願することになったのだ。 わがままな師匠は弟子を振り回し、弟子はそれでも師匠について行く。それは終生変わることがなかった。 永恭は自分の好きな王朝文化をその場に実現させるために、絵ばかりではなく身の回り全てを変えていく。 名を冷泉為恭(れいぜいためちか)と改め、公家風の屋敷に住み、衣服も袍(ほう)や狩衣(かりぎぬ)を着るといった具合だ。 泰平(たいへい)の世は黒船の襲来と共に終わる。 攘夷派と開国派の対立が起こり、否応なしに京(みやこ)はそれに飲み込まれていく。 「私は絵が描きたいだけなんやけどなあ」 そう言っていた為恭も例外ではなかった。 冷泉為恭は、当時衰退していた「やまと絵」を描き続け、復古やまと絵の代表的絵師と呼ばれるようになった。 彼の美しい濃彩画(のうさいが)は今も各地に残る。 ▽▽▽▽▽ 本文の右上「Aa設定」から縦組みを設定してくださると読みやすいかもしれません。 お好みですが、よろしければお試しください。 ▽▽▽▽▽ 参考文献 本文末に掲載します。 ▽▽▽▽▽ 似非京言葉が出てきますが深読みするようなものではありません。 そのままの意味で捉えてください。でないと話が進まないので笑 むしろ言葉のおかしなところがあったら教えてください。よろしくお願いします(切実)

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:3時間2分

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  • あやかし遊郭かっかく屋

    遊郭×コメディ×百合×妖怪。

    47,600

    145


    2022年9月2日更新

    吉原の赫赫屋(かっかくや)に勤める遊女は病にならない。 そんな噂で繁盛していた小見世に、ある日寒村からふよという娘が売られてきた。 齢三十八にして少女のような若さを保つふよに、女楼主である蘭菊は、この見世は化生の物が客を取っているという秘密を明かす。 あやかしや人外の者を雇う見世故、人のかかる病など恐るるに足らず。 そして、人魚の肉を食べたふよが既に不老不死であることを告げた。 実に遊女の八割が人外、基本的に病と寿命の心配がない遊郭という特異な環境で、ふよは新米遊女「芙蓉」として、そして人外として、女ばかりのどこか緊張感のない苦界を生きていく。 ちょっと妖しげなコメディです。 百合ですが、恋愛描写だけでなく女の友情込み。 遊廓物ですが、女性はあんまり不幸にならないです。 基本的にハッピーエンド。魔法というか妖術とか通力的なのは普通に出てくる世界です。18禁描写は詳細に書きませんが、一応遊郭物なので下ネタとか出ますしレーティングしておきます。 ☆が付いてる話は比較的セクシーな描写があります。 筆者は全力で資料を調べながら書いていますが、間違いなどあったらご指摘お願いします。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間23分

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  • 寺子屋先生の秘密

    ショートショートコンテスト「嘘」参加作品

    1,300

    0


    2022年8月16日更新

    ある藩の寒村。 夕暮れ時、農家の五兵衛の家を、隣の寺子屋の“先生”が訪れる。 先生は、五兵衛に向けて、とある事を頼むのだが……。 *小説家になろう、ノベルデイズに掲載している同タイトル作品を一部加筆したものです。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:4分

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