※2023年6月5日21:00より、 ファンタジー長編『壊れたオルゴール 〜三つの伝説〜』第三部『終わりの伝説』開始。 ※二千年に及ぶ三つの伝説がここに語られる。 ※注) 本作はプロローグにあたる第一部からはじまり、エピローグとなる第三部へとつづき、そこから本編とも言うべき第二部がはじまります。これは、私が以前、なにかで読んだ大河物語の定義『三代続く物語を二代目の視点から描いた物語』に沿う形としたためです。 全体の主人公となるのは第一部冒頭に登場する海賊見習いの少年。この少年が第一部で千年前の戦いを目撃し、次いで、第三部で展開される千年後の決着を見届ける。それから、少年自身の物語である第二部が展開されるわけです。 つまり、読者の方としてはすべての決着を見届けた上で『どうして、そうなったのか』を知る形となります。 また、本作には見慣れない名称、表現が多く出てきます。当初は普通に『魔王』や『聖女』といった表現を使っていたのですが、書いているうちに自分なりの世界を展開したくなったためです。クトゥルフ神話のようにまったく新しい世界を構築したくなったのです。そのため、読みづらかったり、馴染みにくい部分もあるかと思います。その点は私も気にしているのですが、どうせろくに読まれていない身。だったら、逆に怖いものなしでなんでもできる! と言うわけで、この形となりました。疑問及び質問等ございましたらコメントにて尋ねていただければ可能な限りお答えします。 では、古き良き、そして、新しい神話世界、お楽しみください。 ※『壊れたオルゴール ~三つの伝説~』第一部あらすじ かつて、亡道の司を倒し、世界を救った勇者マークス。世界の王さもなれる身でありながら王国の秘宝『壊れたオルゴール』を盗み出し、海賊になったという……。 そのマークスの伝説に魅入られた少年はやがて海賊見習いとなり、海に出る。そして、見つけ出す。騎士マークスとその船、そして、謎の秘宝『壊れたオルゴール』を。 少年はマークスの記憶と共鳴し、目撃する。千年前の、人類の総力を懸けた戦いを。 亡道の司の力を封じるため、自らハープを鳴らしつづける自動人形となった天命の巫女。人類の総力をあげた一千万の決死軍。その大半を失いながら、ついにマークスの剣が亡道の司を葬り去る。しかし――。 天命の巫女は人間に戻ることはなく、
読了目安時間:2時間4分
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