夏休み直前に失恋した山下海斗は、その愚痴を外でライブ配信しようと今は使われなくなった灯台を訪れた。 そして、そこで一人の少女、灯ノ下塔子と出会う。「本当の私を見つけてくれる人を待っている」彼女はそう口にした。 その日以降、毎日のように少女に会いに行く海斗。ある日、小料理屋である家の手伝いをしていると、とても気になる話を耳にする。 「灯ノ下塔子の件が明るみに出るとまずい」 一体どういうことなのか、気になった海斗はスマートフォンで客の会話を録音する。 その録音された会話の内容とは。
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