物の怪

検索結果:7件

  • 友士灯―ともしび― 探求編

    黄昏と灯明の和風ファンタジー成長譚

    12,500

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    2023年9月9日更新

    人ではないモノの力と感性を持つ少年少女が、何のために生きて力を振るうのか、逃れられない性質と理想に葛藤しながら、人間らしく変わるために何をすればいいのかを探す物語。 花街の自警団に所属する少女、志乃は妖雛(ようすう)――人間でありながら、妖怪でもある希少な存在。人外由来の能力を持つが、共通して興味索然とした部分を持つ彼ら彼女らは将来、道具として都に徴兵され、〈物の怪〉と呼ばれる異形と戦わなければならなかった。 畏怖も忌避も、道具と見なされることも笑ってあっさり受け入れ、徴兵の日を待っていた志乃だが、他者から「先生」と仰がれる初老の男性、直武の旅に同行することが急遽決まる。その旅は、彼女ともう一人の妖雛を育てるための旅だった。 「君たちは、意思なく志も無い道具ではない。人間だ。だからこそ、灯火を得て進まなければならない。掴みとりたいものと、そこまでの道を照らす灯火を見つけなさい」 ――進む道を照らす火は、自分で灯さなければならない。 これは心の灯火を得るまでの、そして、空虚な半妖の少年少女が、人間らしくなるまでの物語。黄昏と灯明の和風ファンタジー成長譚。 ※第九章以降は仄めかす程度ながら性描写を含みます。 ※舞台や登場人物の紹介、用語一覧もあります。 ※「!?」などの半文字表記は横読みでの見栄えを個人的に考慮して「!?」と大文字表記にしております。 ※小説家になろう、カクヨムでも連載しております。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:14時間11分

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  • 白雪鼬

    白鼬の物の怪と、孤独な青年の冬

    100

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    2023年1月20日更新

    今年最初の雪が薄らと降り積もった、 寒い寒い冬の日のこと。 奇妙な縁から青年・治と、 大きな白鼬の物の怪が出会う。 ふたりは互いを友と呼び、 誰も訪ねることのない小屋で 冬を越すのだが…… ●他サイトでも公開しています。

    読了目安時間:15分

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  • エクトプラズマーズ

    おもろいんだけどな

    7,000

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    2021年11月5日更新

    哉毘(やび)は大きく息を吐き、「まず、これを見てもらうのが分かりやすいか」と、目を瞑る。スーっと息を吸い込むと、半開きにした口から白く発光した煙がたなびく。そして、白く発光した気体が液体へと変質し、勢いよく噴射する。 哉毘は白い液体を掴むと固形化している。 「持って」 楽弥は受け取り、 「これは?」ほんのり温かい。 「これはゲロ」 「え?」 「嘘だよ。真面目か?別に汚いもんじゃない。全部庵慈の受け売りだけど、この白いのはエクトプラズム」 哉毘は白い固形化したものを楽弥から受け取り、遠くへ投げ、「炎(えん)」と発すると呟くと、白いものが巨大な炎となり、熱風が広がり、消失する。 「凄い、こんな事・・麒麟みたい」 「もったいないけど、今のは大サービス」と哉毘白い歯を見せ、「少し難しい話になるけど、体内には物理的ではない孔(あな)がある。その孔がこのパワー、エクトプラズムの源と言っていい。その孔は宇宙だとかあの世だとかとつながっているらしい。庵慈は宙界(ちゅうかい)と呼んでいる。エクトプラズムはそれらの孔(あな)を塞ぐ蓋の役割をしている。孔の位置は人によって違うらしいが、ほとんどは丹田と言われるヘソの下あたり、女性では子宮のあたり」 「モノノケが女性の子宮に入り込むのと・・」 「関係している。で、その孔だけど、人は死ぬ時、その孔から魂が抜けていく。魂というのはその人の記憶を包括したエクトプラズムの集合体なんだ。エクトプラズムの蓋部分が最も高密度で、そこから全身に広がっている。そしてエクトプラズムはうっすらとだけどこの星全体にも充満している」と星空を見上げる。 「僕の身体にもあるんだね」 「そう、誰の身体にもある。だけど、人ぞれぞれその量は違っていて、俺の家系は並外れて多いんだ。だから体外のエクトプラズムも感じやすく、そこらに佇む魂の記憶も感じようと思えば感じる事が出来る。いわゆる幽霊ってやつだ。この能力を遮断できるようになるまではきつかったな」 「確かに霊が見え続けてたら気が狂うかも」 「一族でも女にエクトプラズムの量が多い傾向があったから、魔女の一族と呼ばれてたらしい。でも、エクトプラズムも有限だから量が多いからって使ってたら人と同じになる。簡単に使うっていうけど、使いこなすのには血ヘドを吐くような訓練とセンスが必要」

    読了目安時間:1時間20分

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  • 人攫いの森の奥深く

    \ キュンとするファンタジー /

    1,500

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    2021年9月2日更新

    むかし、むかし、争いの無い平和な小さな村に1匹の鬼が現れ、村一番の美女を攫って森の中へ去って行ったという。 それ以来、その森に近づいた若い女が度々行方知らずとなることから、その森は"人攫いの森"と呼ばれ恐れられた。 ある寒い日、1人の少女は森の入口に咲く《長寿の花》を手に入れるべく、その森に足を踏み入れたのだがー-ー 人攫いの森の奥にあったのは、ひどく恐ろしく、恐ろしいほどにキレイな景色だった。

    読了目安時間:5分

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  • 恐ろしい魔女と優しい物の怪

    魔女と物の怪、二人の奇妙な冒険譚

    100

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    2020年12月30日更新

    野蛮な物の怪と卑しめられる、綿毛のような姿をした妖精モー。 ある日迷い込んだ森の中で、皆から魔女と恐れられる一人ぼっちの美しい化け物と出会った。 これは世の中から爪弾きにされた二人の奇妙な旅路の話。

    読了目安時間:3分

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  • プリンセスストーリー~姫(妹)を皆殺しにして天下統一~

    姫様たちが戦うお話です

    600

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    2021年1月19日更新

    遥か昔、将軍はモノノケに敗れ多くの人々が苦しめられていた。 しかしある時、瀬織津姫が現れる。彼女は「姫」の力を用いる事で異常な力を行使でき、各地を納めるモノノケを討伐し回った。そして平和をもたらせた瀬織津姫は人々に崇め奉られ「姫君」と呼ばれるようになった。 ある日姫君は子を、九人の姫を成した。 長女は完全な姫の力を行使できるが、八人の妹たちは不完全で一部の力しか行使できない。長女は第一跡継ぎとして育てられる。 とうとう姫君が死亡する日が訪れてしまった。長女は新たな姫君となり国を統治する覚悟を決める。しかし、ある者の陰謀により姉妹で殺し合うことになった。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:1時間30分

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  • 人でナシ~外伝

    本編に登場する主要キャラの過去編集

    15,800

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    2020年10月29日更新

    ※現在大幅に改稿中です。改稿がすんだらものから順次公開しています。 ※改稿中のものについては一旦下書き状態にしてあります。 「人でナシ」本編に登場する主要キャラの過去編をまとめていきます。 予定では1キャラにつき、三万~四万文字程度になると思います。 本編でチラリと触れているキャラ達の過去をお楽しみいただけたら幸いです。 ※本編は別にありまして執筆中です。こちらは本編の主要キャラの過去編(短編集)になっております。 ※本編第四章まで読んでから読まれた方が、よりお楽しみ頂けると思います。 ※表紙画像はあさぎかなさん@Chocolat02_1234からの頂き物です。ありがとうございます!

    • 残酷描写あり

    読了目安時間:23分

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