神命迷宮
雪鐘
現代/その他ファンタジー
長編
198話
739,572字
2023年3月23日更新
この世界は妖《あやかし》という存在に蝕まれている。 人の心の闇に巣食い、生まれ、人の命や感情を糧とし生きる存在。 最初は生物とは言えない姿だが、次第に爬虫類や鳥類、哺乳類へ姿を変えて生物の頂点へ、最終的には人間と大差なく、強大な存在になればそのまま人として生活している。 生活している。表面上は。 その実は人の皮をかぶった獰猛な異生物で、彼らは感情を持ちながら平気で人を襲う。絶対に分かり合えない存在だ。 世の中にはそんな妖を退治する"術士"という存在がある。 彼らは生まれては成長していく妖を倒すための力を持った人間で日本の各地に点在している。 中でも山々に囲まれた篠崎市は妖の中でも哺乳類や人の姿を保ったモノが多く、また各地で生まれた妖が篠崎を目指すように渡る。 いわば数多の妖が行き着く最終地点。 この話はそんな篠崎に住まう術士が妖と立ち向かい戦う物語…――ではない。 ・話タイトルのシルシ(*)はグロ表記です。程度により数を増やしていますのでご注意願います。 ・小説家になろう・アルファポリスにも掲載中です。
読了目安時間:24時間39分
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