この話には、実在する有毒植物「をモチーフにした」妖怪と植物の中間の様なものが出ますが、実際のそれらの植物は「正しい知識」を持って、慎重に扱って下さい。 最初のペンネームで書いてた長編の書き直し版です。タイトルの読み方は「げっかりんや」です。 男女CPとBLが入り乱れていますので、苦手な方は気を付けて下さい。 舞台は、忍者や「術」として実質的な魔法が存在する和風の異世界。 黒い噂が絶えない美貌の城主。彼の城に潜入した若き忍の前で繰り広げられる魔の宴……。 満月に藍色に染まる夜を、駆け抜けるのは黒装束。 それは忍の青年、名は椿。 彼が目指すのは黒夜城。白蛇の化身の様と讃えられる、美貌の城主の城である。 美貌の城主.白鱗(はくり)には、常に黒い噂と、あやかしの影が付き纏う。 彼の城の周辺で、訪れた場所で、時折人が消える。 黒夜城に侵入した盗賊に、戻れた者は居ない。 あやかしを飼い馴らし、創り出す。 罪無く消えた者達と、帰りを待つ者達。 待つ者達の願いを受けて、動く事となった忍一族。 引き受けたのは、くの一.雛菊。しかし彼女の消息は途絶えた。 続き、受けたのがこの椿となる。 彼にとって、雛菊は何者にも替え難い存在。 雛菊と、消えた人々を取り戻す為、椿の一夜が始まった。 あやかしの誘惑に満ちた城の住人は、ある者は激しく牙を剥き、ある者は愛で目を晦ませ、次々に椿へと襲い掛かる。 椿は雛菊と、消えた人々を連れ戻せるのか……? 月光に照らされた美麗な城にて繰り広げられる、忍とあやかしの夜話。 白鱗がじわりと絡み付く、椿と雛菊の運命は……? R15なので色々とご注意下さい。もしR15で可能な範囲を犯していると警告が来たら指示に従い修正、削除を行います。 「ゆる~くお絵描き練習」(作者 ファル様)にキャラ絵を頂きました! 「ひっそりとキャライラスト描かせてください」でも頂きました! 「小説に登場するキャラクター描かせてください。紹介もします」(作者 四葉のF様)にキャラ絵を頂きました! 「あなたの小説のイラスト描かせてください」(作者 ルクコ様)にキャラ絵を頂きました! 二月二十五日 コンテストの為ジャンルをホラーから異世界ファンタジーに変更しました。
読了目安時間:2時間42分
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