※本作品はスタジオメッセイ制作「Δ」シリーズのフライングスピンオフ作品となっています。あろうことか未完成な本編へのリンクはいつか載せます。なお、本編など知らずともそこそこ読めるよう配慮はしているつもりな所存です。 ※本作品にはオリジナルホームページが存在します。 (https://sunakawa.studiomessay.jp) ※本作品はエブリスタ・アルファポリス・オリジナルHPなどとの重複投稿作品となります。 ※本作は挿絵(イラストというか落書きというか)があります。クオリティと数には期待しないでください…。 【「砂川見聞録」あらすじ】 ――平保31年度の紫上学園が始まる。 軽めの学力至上主義に突入していたこの学園では、学力が証明されれば多彩な恩恵が学生に与えられる。 その最たる恩恵。紫上学園究極の栄光こそが、生徒会。 紫上学園の万事を創り、裁き、与える権限すら持つ学園至上の学力所有者の集まり――紫上会。誰もがその頂点、すなわち会長の座を求め勉学に励んでいた。 「……風景が、違う」 この春、平穏を求めた砂川鞠はそんな紫上学園に転入する。 「――君の道を、お姉さんがぶち壊してあげる♪」 彼女を傷付けた過去を背負い。 「会長になった俺が、やってみせる。鞠会長のことを――幸せに、してみせる」 「お前みたいな、とんでもない奴に合わせられるのは、俺ぐらいなんだからよ」 「貴方を裏切るような真似はしてはならない。だから、俺は……振り返りません」 「僕は、本当にこうしたいと思っている。貴方の道を歩みたいと焦がれている」 彼女を阻む幾百の敵と対峙し。 「――私が、全部やる」 砂川鞠は、道を之く。 ――砂川鞠は笑わない。