登場人物 長男 山戸尊(やまとたける)17歳 高校生 この物語の主人公 男子誕生を熱望していた武闘派ヤクザの父に溺愛され過ぎてヘタレになってしまった完全に名前負けの高校生。3人の凶悪な姉たちに日々酷使されているためブカツしているヒマがない。だがなぜか学校の成績はいい。 長年の姉たちに酷使されたせいでドMの気がある。幼馴染の若葉(わかば♀)に見破られて以来ドMを自覚するようになった。最近はそれに快感を覚えつつあるのが悩みの種になっている。 長女 山戸一葉(ひとは)26歳 司法修習生 学生時代にカレシにウワキされ怒りのあまりカレシのキンタマを蹴って女にしてしまったという強者伝説の持ち主。おかげで大学を除籍処分にされるが、何故か不起訴となり独学で司法試験に合格したがんばり屋。義理人情に篤く、困っている人を見過ごせないので弁護士を目指している。趣味はむかしの古いヤクザ映画のDVDコレクション。 次女 山戸双葉(ふたば)22歳 四輪・二輪レーサー それぞれ正規のライセンスを持ちレース戦績もいいのに血の気の多いのが災いして転倒・クラッシュが多すぎスポンサー・チーム・メカニックたちから敬遠され気味。それでもその辺のレースクイーンたちも裸足で逃げ出す美形とプロポーションでグラビア受けするため辛うじてドライバーズシートを維持している。ダイエットと筋トレが趣味。その割に、時に暴飲暴食する。 三女 山戸三葉(みつは)19歳 専門学校生 武闘派ヤクザであった父が最も目をかけ育て上げた格闘技愛好家。段持ちであるカラテ以外にも合気道テコンドーなんでもござれの猛者。寝技が嫌いなので柔道はやらない。裸族予備軍。つか、ほぼ裸族。いつもマッパでカラテの型を練習しているらしいのだが覗いたら確実に殺されるのでたまにしか見たことがない。 3人に共通するのはとびきりの美形であること。本人たちにその自覚がないこと。究極のファザコンであること。特定の彼氏がいないこと。美形だから寄って来る男には事欠かないのだが3月と続いたためしがない。「どっかにいい男いないかな」が口癖であること。常に金欠であること。 勝手ながら、カテゴリーを「コメディ・ギャグ」から「現代/青春ドラマ」に変更しました。
読了目安時間:2時間12分
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