連載中の「月夜のハルジオン」の短編です。 少しだけ未来のお話です。本編を未読でもOKです。 出会いは高校の入学式。風巻悠馬と土端百華は共に好成績で新入生挨拶を任されるところから話は始まる。幸か不幸か、2人はクラスが違い接点などほぼない。だが、共通の秘密があった。大魔王の子、神様の子と言った異種族の生まれなのだ。大魔王の子である風巻は人に幻影を見せ、命を刈り取って生きている。対して神様の子である土端は怒りなどマイナスの感情を浄化させ、命を吹き込む。高校入学当初、自覚していた土端と、自分のことをうまくコントロールできていなかった風巻。学校生活を送る中で二人の距離がゆっくりと縮まっていく。 今作はそんな2人が出会って10年経ったお話。 1.幾度目かのクリスマス 付き合って数年が経った。お互い25歳。社会人になって、何度目かのクリスマス。フツーに待ち合わせしているだけなのに相変わらずドタバタに巻き込まれる2人。 格好良くも煌びやかでもない聖夜に、風巻が起こした行動は。 2.届けるその日〈7月上旬完結予定〉 結婚を決めた二人。 いつもと同じように働き、仕事を終えて、待ち合わせをした。二人が向かうのはいつものスーパーではなく、ジュエリーショップ。そして休日用の入口のある役所。今日が二人の記念日になる。 どたばたラブコメです。世界観を知ってもらえるようにと短編を書き下ろしました。本編も読んでもらえると泣いて喜びます。 全体的な世界観として、重たいお話ではありません。本編とは違いさくっと読めるようにしてみました。 本編の方もぜひよろしくお願いします!
読了目安時間:54分
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