このお話は、以下の要素が好きな方向けです。 ・感情を共有した同シリーズ個体のヒロインたちを丸ごと愛するハーレムもの ・落ちこぼれ主人公が「ヒロインの数だけ強くなる特殊能力」を武器にして徐々に成長し、ヒロインたちのためにあらゆるものと戦い最強の座へと上り詰めていく 【あらすじ】 「魔術」の代わりに「神技」と呼ばれる特殊能力をもつ狩人たちが魔物と戦う世界。 主人公スライは英雄の息子だが、神技に目覚めなかったことで周囲から落ちこぼれとして蔑まれていた。 スライはある日、幼いころからずっと仕えてくれていたメイドのエメリアを妻にする。 そして狩りの帰り道で、同じ顔をしたたくさんのエメリアたちを保護した。 実はエメリアは、魔術士に造られたホムンクルス「エメリア」のうちの一体であり、同じ顔同じ体をした個体が他にも世界中に散らばっているのだという。 エメリアたちは感情や記憶を断片的に共有し、それぞれの個体が感じる死の恐怖を自分のことのように感じてしまう。 それは本来であれば精神が崩壊してしまうほどの苦痛だが、スライといることでエメリアたちは生きていられたのだった。 「スライは、私に生きる喜びをくれた。スライと一緒にいて感じた『生きる喜び』は、他のエメリアたちに伝わっている」 同じくして、スライは神技に目覚めていた。 エメリアと夜を共にしたことで目覚めたその力は、【エメリアを抱くと、そのエメリアが持つ力を獲得する】という奇妙なものだった。 エメリアが増えれば、その分だけ強くなれる。 スライは得られた特殊な力を武器にして、世界中に散らばっているすべてのエメリアを助け出すための戦いを始めた。 「全部助け出す。エメリアはもう泣かなくていい」 第一章は完結済みです。順次投稿しています。 2021/1月現在は、第二章を制作中!