最大国家にして独裁王国ルマンドは、国王:アルブレイブ・ハダマーが病床についたことで大きな変動が起ころうとしていた。 一族間で次の国王を決すべく、ハダマーの提言により国民投票で決することとなる。 後ろ盾もなく秀でた能力もない第三王女のセピア。彼女は辞退する方向で考えていたが、突如として現れた男によって流れが変わる。 国際指名手配をされている詐欺師:サギ・マグリッドと、その仲間。 彼はセピアのバトラーであるエイドから提案され、それを受け入れる。 【セピアを女王として立たせること。それが叶えられた際には、今までの罪を抹消する】 こうしてサギによって掻き乱されるセピア。彼の並みならぬ知識と詐欺的な策略によって次第に女王への道が拓かれると思ったが、彼女たちの前に立ちはだかるのはサギと同じ知性の星の下に生まれた天才たちであった。 ☆魔法や特殊能力が使えるといった世界観ではありません。 ☆政治的な話もありますが、現実の国を見本にはしていません。あくまでもファンタジー世界の話です。 ☆1話5000~6000文字前後となっています。 ~更新日について~ 週1で1話を予定投稿します。
読了目安時間:4時間37分
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