稲荷

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  • 昔噺冒険譚 カミノイイナリ―神之衣稲荷―

    昔話を用いて邪を退く、神使を纏う者たち。

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    2023年6月5日更新

    昔話を用いて酔いどれ神使、邪な神と戦え。 王道をこよなく愛する人のための和風冒険譚。 その日殺生石は割れ、古の封印が解かれた。 殺生石伝説。 青年と白狐の大蛇退治の伝説は永い時を経て風化し、やがて九尾の狐を封印する物語へと変貌を遂げていた。 さらに人々が持っていた神への信仰さえその殆どが失われたことにより封印さえ風化し、ある日とうとう殺生石は割れてしまった。 幾百年もの間、殺生石に封印されていたのは九尾の狐ではなく【八つの頭、八つの尾を持つ恐ろしき怪物】であり、怪物は邪な企みとともに、自らを【神】と名乗った。 邪な神は平和を司る十二体【子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥】の神使を自らのイイナリとして泥酔させ、各地で怪奇現象を巻き起こし、人々の不安と恐怖を煽った。 全てはこの世を我が物にせん為。 平和な世を築きあげた神、宇迦之御魂神は十二体の神使の酔を醒ます為、邪な神を滅ぼす為に【狐、狸、猫】の神使を遣わせた。 しかし、失われた信仰では邪な神どころか同胞たちにも敵わない。 そんな時、神使や神の力【神気】を豊富に持った人間たちが僅かに存在し三体の神使は彼らと強力しながら、十二体の神使にちなんだ古き語りをもとに、酔明けまで戦い続ける。 「来い、カミノイイナリども……」 「慎太郎、準備は良いな?」 「うん、行こう稲荷!」 その身に羽織るは、神之衣【神羽織】。 神の力に袖通すは神通し。 その姿、正に【神之装衣】なり。 酔いしれた同胞を古き語りで目覚めさせよ。そして、新たな信仰とともに失われた力を取り戻し、邪を祓い退け。 さあ、酔い醒ましだ。

    • 残酷描写あり

    読了目安時間:1時間50分

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  • 稲荷狐となまくら侍 -明治あやかし捕物帖-

    明治横浜、稲荷狐と若侍のあやかし退治!?

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    2021年11月14日更新

    【読む30分アニメ】 時は明治9年、場所は横浜。 名前も命も上野の山に葬った元彰義隊士の若侍。流れ着いた横浜で遊郭の用心棒を務めていたが、廃刀令でクビになる。 その夜に出会ったのは、祠を失った稲荷狐。祠の霊力を込めた模擬刀を授けられ、あやかし退治に誘われる。 なまくら妖刀使いの侍リュウと、子供の姿をした稲荷狐コンコのふたりが、個性豊かなあやかしたちに、上野戦争で負った心の傷に立ち向かう。 リュウ…元服前に彰義隊に加わった25歳ほどの若侍。剣の腕はもちろん、刀の霊力に耐えられる力を持つ。 コンコ…10歳に見えるが300歳。祠を失った稲荷狐。神様だから? 性別はないが、かなり女の子寄り。 妖刀…打ち捨てられた祠の霊力を込めた模擬刀。コンコが祝詞を唱えると、あやかしだけ斬れるようになる。耐性がないと触るだけで命に関わる。 高島嘉右衛門…横浜開港に欠かせなかった材木商、隠棲し易断を楽しむ毎日を送る。コンコとリュウをあやかし退治のために雇う。 たぬお…封じたあやかしを預かる神社の宮司。だらしない狸。 巫女…上記神社の巫女。コンコを溺愛するが、それ以外は塵芥。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:7時間57分

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  • 巽屋騒動記

    妖狐好き……

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    2020年9月10日更新

    鎮め屋一族、乾の一員として存在する巽。 だが巽は少々変わった出生のおかげで、ただの鎮め屋ではなかった。

    読了目安時間:46分

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  • 北魚稲荷の仏像

    怪談の本のオマージュです。

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    2020年3月12日更新

    両親が離婚をして、悲しみに暮れる一人の少年が、北魚町に引っ越してきた。 北魚町は宿場町を抱える古い町だ。 あちこちに狐の像や、弘法大使の像や仏像があり、お寺とお墓があちこちにあり町中線香臭い。 町の中央にある、朽ちた北魚稲荷。その上の方にある、滝のあたりに、小さな仏像が建っていた。 涼はその近くによると、なんだか不思議な声が聞こえてくる… 怪談です。

    読了目安時間:4分

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