精神障害

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  • フィリア ⁺ ~ φιλία ⁺ ~

    互いの欠如を補い合う尊い思いを信じて

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    2023年9月28日更新

    フィリア(友愛)は、人柄が優れ、たがいに似た徳を持つ者同士に見出される人間性の善さによって結ばれた友情。 アリストテレスは「もし人々が友愛的ならば、正義はまったく必要ないが、反対に彼らが正義の人々であっても、友愛はなお必要だ」という言葉でフィリアを表現している。 それはヴィクトル・フランクルが「夜と霧」で紹介した、「強制収容所での生活を送った私たちには、忘れられない仲間がいる。誰もが飢えと重労働に苦しむ中で、みんなにやさしい言葉をかけて歩き、ただでさえ少ないパンのひと切れを身体の弱った仲間に分け与えていた人たちだ。」に顕現もする。 またフランクルによって態度価値と表され、「どのような状況になろうとも人間にはひとつだけ自由が残されている。それはどう行動するかだ。」という言葉に集約されている。 彼は、「そもそも我々が人生の意味を問うてはいけません。我々は人生に問われている立場であり、我々が人生の答えを出さなければならないのです。」と言って人生に対する答えに態度価値を示唆しており、つまるところそれはフィリアに帰結するのではないかと思う。 (表紙画像:バッタのいる聖家族:デューラーの銅版画)

    読了目安時間:4時間38分

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  • 『生まれなければ良かった』なんて、言われるものでも言うものでもないけれど。

    人生ハードモードのエッセイです

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    2023年8月31日更新

    作者、春稀は生まれたときからずいぶんとハードモードだ。一般人とは違う、マイノリティな部分がいくつもある。 生まれなければ良かった。何度もそう思った。それでも、まだ生きている、生きてしまっているから。 それなら、生きている足跡でも残そうじゃないか。

    読了目安時間:6分

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  • breakingdawnにでたいな!

    もう一度だけ。。

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    2023年2月15日更新

  • 閉ざされた窓

    「僕はただ彼女を愛しているだけです」

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    2021年8月2日更新

    「僕はただ彼女を愛しているだけです」

    読了目安時間:17分

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  • ノアの堕天

    初めて書く長編小説です

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    2020年4月5日更新

    温暖化による水温上昇によって迎えた大洪水時代 環境が悪化していく一方、AIや遺伝子編集技術などテクノロジーの発展により人間の暮らしは限りない利便性を手に入れていた。 歴史的な洪水によって被災した一人の少女瑠子は、被害をもたらした人間中心主義の社会に疑問を抱き、人類の自然回帰を望むようになる。 被災経験によって独自の価値観を抱くようになった瑠子は批難先でいじめにあい、自ら命を絶つ。 ネットに書き溜められた遺書は、信者たちによって加筆修正され続け、一つの神話体系を作りながら拡散していく。 瑠子の死後から10年。 シンギュラリティを迎え、人類は心の衛生環境までAIに評価される時代。洪水被害対策として空中浮遊都市の建造が開始され、そこに住まう人間は“優れた遺伝子”を手にした富裕層のみ。 社会の底辺に追いやられた人々は、瑠子が残し、ネット上で加筆修正され成長し続ける神話に感化され、“文明のやり直し”という名の下に反社会的な新興宗教団体を築き上げてあちこちでテロを行うようになる。 司法はテロを行った犯罪者をAIの精神鑑定で自動的に“障害者”に分類するようになるため、テロの背後にある宗教の存在に気付けないまま、不可解な連続テロ事件の後処理に追われる。 学生時代、いじめられてる瑠子を救えなかった碧は、ネットで同じように孤立している人間を見つけては居場所を提供して救う活動をしているうちに、テロの背後にある宗教と、その教義がかつて自殺した友人の思想であることに気付き、一人で止めようとするが……。

    読了目安時間:58分

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