作者より・・・ 命の大切さ、重さと家族の絆と言うものがどの様なものなのかを考えながら書かせて頂きました。久しぶりの一般作品の短編小説になります。 現在の新型コロナウィルスでの影響で自分が感じた事、そして自身も体調を崩した事もありました。改めて周りの大切な方がもしもこの中のお話の様に危険な状態に陥ってしまったらどう感じるのだろう?改めて「命」について考えさせられるのかもしれません。 色々と考えながら執筆させて頂きました。時期的に書いても良いのか迷いましたが、やはりあまり影響面ではピンと来ない方も多くいらっしゃる様に思われます。 「自分は大丈夫だから」「私は貰わないだろう・・・」と言う概念があると必ず周りに影響を及ぼします。この「自分」を自分は大丈夫だ「“けれど”」周りの人に移してしまうのがウィルスなので今回の潜伏期間を考えますと通常の風邪のウィルスより潜伏期間が長いので自覚が無い期間が長くなってしまいます。どうか「自分は大丈夫」と言う概念だけは捨てて頂きたいと言う思いが今回強くありました。 あなたが大丈夫であったとしてもあなたに関わった人にあなたが影響を与えてしまう可能性が高いです。 このお話は、紗子と言う光汰の母親が自宅で病気に掛からない様に慎重に暮らしていましたが、結果感染してしまうと言うお話です。外に出ていない紗子ではありましたが、感染してしまいました。これは実際にあり得るケースです。 外に出ていた和馬が厳重に注意しながらも紗子と接触は回避出来ずに飛沫感染してしまうと言うのが根本にあります。ですので「自分は大丈夫」と言う考えは自己中心的な考えだろうと思います。この後も第二波、第三波と囁かれていますが、自分を守る事は周りの大切な人も守る事に繋がるのだと言う事だけは忘れずにいようと自分は思いました。 このお話で少しでも私の考えに理解を表して頂けたのであればこの作品を執筆させて頂いて良かったと思える時だと考えています。
読了目安時間:20分
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