『わたくしたちは ちいさいこども おててをつなぎ いのりましょう』 「あら、なっちゃんは歌がお上手ね。」 「フンフン!昔っからインチョとカラオケ通いまくってるからな!」 「キャフッ♪なっちゃんはやっぱり良い子ね。」 「キャフッ♪」「フンフン!」「キャフフッ♪」「フンフンフン!」「キャッフフフッ♪」「フンフンフンフーン!」 (貴方は一体、どんな風に世界を見ていて、どんな家庭環境で、どんな思考をするのかしら。) ───野々村渚沙の世界には"悪意"というものが存在しなかった。
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