戦国武将である石田三成(いしだみつなり)が大好きな女子高校生だった月城莉菜(つきしろりな)は、推しの処刑ルートを回避させてあげたいと日々願っていた。 だがある日。夢の中で自分と瓜二つの少女が現れ、少女が持つ『不老不死』の能力を授けられ、次に目を覚ますとそこは、戦国時代だった。 しかし、莉菜が知っている戦国時代ではなく、『異能』という不思議な能力と『姫巫女の遣い』と呼ばれる黒い影に覆われた化け物が存在するパラレルワールドだったのだ。 莉菜はそこで、『姫巫女の遣い』に襲われそうになったところを、石田三成の無二の親友である大谷吉継(おおたによしつぐ)に助けられ、北近江の浅井家に仕えることとなった。そこで、浅井家当主・浅井長政(あざいながまさ)と奥方のお市、長政の家臣である藤堂高虎(とうどうたかとら)。 そして、莉菜の憧れの存在でもある石田三成と出逢い、共に生きることを決意した。 だが、尾張にいるお市の兄である織田信長(おだのぶなが)に浅井家を滅ぼされてしまうなど、様々な困難が待ち受けていた。それでも莉菜は、仲間たちに助けられながら戦国という乱世の世を生き続けた。 豊臣秀吉(とよとみひでよし)が天下統一を成し遂げた後、平和な日常を送っていた莉菜たち。だが、それは絶望への第一歩であることを知らずにいたのであった。 果たして、莉菜は無事に三成の処刑を回避させることは出来るのだろうか。 ・史実とをモチーフとしたオリジナ小説です。 ・夜桜〜戦国ノ巻〜の続編となっております。 ・希に文章が可笑しいこともあります。 ・イラストはAIイラストアプリを使っています。
読了目安時間:1時間37分
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