「お前はダンジョンマスターに選ばれた」 南米の奥地で穴に落ちて死んだ俺は目が覚めると異世界でダンジョンマスターとして転生したようだ。この世界のダンジョンマスターは倒されるべき敵であると同時に手を結べれば大きな富と兵力ももたらす存在であるらしい。俺としては手を結んで平和的に行きたいのだが…どうもダンジョンに来るのは敵ばかりだ。仲間は常に募集中なんだけどな。それともう一つ。俺は虫モンスターしか呼べないらしい。普通は何種類かのモンスターを呼べるらしく俺はかなりレアなケースのようだ。だがその代わりそこそこ高いランクのモンスターを仲間に出来るし虫は俺の専門分野だ。それに最初に召喚したモンスターは俺が専攻していたシロアリ。巨大な巣を作るシロアリはダンジョンを掘るなら最高のモンスターだ。ちょっと弱いのが偶に傷だがそれを補うほどの繁殖力もある。その気になれば国相手に戦争が出来る力を持てるだろう。だが俺は敵を増やすことはしない。ダンジョンに挑む敵は迎え撃つがやっぱり平和が一番だからな。最初は2人と10匹の小さな所帯だったがダンジョンは徐々に大きくなりやがて新たな仲間も増えた。これはある日突然異世界に転生した昆虫学者が知識を生かしてダンジョンを成長させる物語である。この小説はなろう、アルファポリス、カクヨムに投稿しております。 Twitterにて活動報告等を行っております。 Twitterはこちらから http://twitter.com/@nanaryuukousai