気がつけば、不思議な施設、コンドミニアムにいた。先生、そして先生の作品のキャラクターだというシーさん、歌い手さんという女の子、絵師くんという少年。生真面目な性格の兄貴、みんなのまとめ役である老人の長老、そしてゲーム三昧の少女、ゲーマーさん。 皆、自分がどこの誰で何をしていた人物なのか分からない。このコンドミニアムには入口と出口がなく、脱出もできない。食事は入り用の物は不自由なく手に入る。但し外界からの情報は何も得られない。 ここはなんなのか? そんな事も気にならなくなったところで、皆自分が誰だったのか思い出すことに、そしてニックネームに役職を全うするような日常が待っている。 これは非日常系。
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