【本編完結】全然靡かない王女様には婚約者がいるという。その名を聞いて驚いた。 「それ僕だけど」 「え、嘘……あ、こ、婚約破棄します!」 「そんな!」 ずっと好きだったのに、この仕打ち。 山間の小国の第三王女ラウラは有翼人種。ラウラには幼少期から決められた婚約者がいた。顔も見た事がない、名前も知らない麓の辺境伯。ある日、自分の事を好きだと言う目の前に現れた年若い青年は、その知りもしないはずの婚約者で、かつて自分が自身の翼と、王家にしか現れない特異能力を失うきっかけになった人物だった。 何度断っても諦めない青年ダーレと意地っ張りな王女ラウラの、ドタバタあり、ただ甘やかされるだけもあり、たまにシリアスありのごった煮な恋愛もの。 視点がランダムで展開します。タイトル終わりにダーレ→(D)、ラウラ→(L)で視点表記します。 前作クールキャラは演じられない!と同じ世界線。なのでゆるいです。 ※アルファポリス、小説家になろうにも投稿しています。 ※R15で想定し設定してますがあくまで保険です。
読了目安時間:4時間57分
この作品を読む