異形の生物「モンスター」がはびこる迷宮を、死と隣り合わせで調査する探索者たち。 アクセル・ヘーネルはかつて仲間共に探索者を生業としていたが、仲間の死をきっかけに、探索者を辞めてしまう。 そして彼は、迷宮救助隊に入ることを決意する。 迷宮救助隊は、迷宮内で危機的状況に陥った探索者を、その命を救助することを使命とした国軍の1つだった。 念願叶って迷宮救助隊に入隊を果たしたアクセル。 そしてアクセルのバディとなったのは、獣の血脈を持つ女性、パイパー・グリセンティ。 しかし、パイパーとの実力差は隔絶されており、アクセルはバディとして認められていない様子だった。 そんなある日、バディと信頼関係の構築はうまくいかないまま、救助要請を知らせる警鐘が鳴り響いた。 アクセルはパイパーを追いかけて、現場に急行するのだが──。