千種区に住んでいたマッドサイエンティストのDr.セキガハラは死の間際に、有機物全てとコミュニケーションが可能となる秘薬「ドエリャー・シャベル」を開発した。Dr.セキガハラはこの秘薬を全世界に散布して大混乱を巻き起こすことを目論んでいたが、野菜と調味料で実験している最中に急性アルコール中毒で死んでしまった。秘薬はその後港のチンピラに接収されて県外のハ◯ドオフにウィスキーと一緒に売られてしまった。取り残された野菜と調味料はDr.セキガハラの研究所を脱出してとある中流階級の自宅に忍び込むことに成功した。そこで野菜と調味料たちはその晩のディナーとなった。そんな白昼夢を見ていた“ごま”は己の進路を考え始めていた。
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