遊郭

検索結果:12件

  • 行く春の白藤へ

    あなたと共に、生きていたい

    3,000

    0


    2022年12月6日更新

    ※12/9 本編、番外編『織羽』完結 男娼である藤之助は、何一つ自由がなく飼い殺しにされるだけの毎日に、生きる目的を失っていた。彼を辛うじてこの世に繋ぎ止めているのは、幼い頃に生き別れになった最愛の妹の存在であった。 娼妓として生きることに疲れ果て、だが逃げ出すこともできず、過ぎ行く日々をただ漠然過ごす男の唯一の楽しみは、庭に咲き誇る白藤の木を眺めること。 いつものように白藤の花を愛でていたある日、それは突然現れた。 「おまえ、私が見えているな」 それは白藤の化生を名乗る少女、不知火であった。 二人の邂逅が止まっていた藤之助の時間を動かし始める―。 これは白藤の庭で紡がれる、優しくも儚い、心の物語。

    読了目安時間:2時間44分

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  • 氷の菫【ノベプラ文芸部小説勉強会提出作品】

    ノベプラ文芸部小説勉強会第二回

    5,800

    5


    2022年11月16日更新

    ノベプラ文芸部小説勉強会第二回、お題:同じ場面を一人称と三人称で書いてみよう!の参加作品です。 これは……ホラーなのでしょうか(汗 恋愛かホラーか迷いましたが、一応ホラーでいかせていただきます。

    読了目安時間:4分

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  • あやかし遊郭かっかく屋

    遊郭×コメディ×百合×妖怪。

    47,600

    145


    2022年9月2日更新

    吉原の赫赫屋(かっかくや)に勤める遊女は病にならない。 そんな噂で繁盛していた小見世に、ある日寒村からふよという娘が売られてきた。 齢三十八にして少女のような若さを保つふよに、女楼主である蘭菊は、この見世は化生の物が客を取っているという秘密を明かす。 あやかしや人外の者を雇う見世故、人のかかる病など恐るるに足らず。 そして、人魚の肉を食べたふよが既に不老不死であることを告げた。 実に遊女の八割が人外、基本的に病と寿命の心配がない遊郭という特異な環境で、ふよは新米遊女「芙蓉」として、そして人外として、女ばかりのどこか緊張感のない苦界を生きていく。 ちょっと妖しげなコメディです。 百合ですが、恋愛描写だけでなく女の友情込み。 遊廓物ですが、女性はあんまり不幸にならないです。 基本的にハッピーエンド。魔法というか妖術とか通力的なのは普通に出てくる世界です。18禁描写は詳細に書きませんが、一応遊郭物なので下ネタとか出ますしレーティングしておきます。 ☆が付いてる話は比較的セクシーな描写があります。 筆者は全力で資料を調べながら書いていますが、間違いなどあったらご指摘お願いします。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:1時間23分

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  • 花魁道中いろは唄

    架空の遊郭 若山 —様々な感情を想い描く

    18,800

    100


    2022年7月31日更新

    ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 文政十二年、師走。尾張地方にある幕府公認若山遊郭が炎上した。 地獄の炎かと思われるような大火事に全てを奪い去られた少女、竜胆は阿部各務ヶ原守新之助に救出され、城にて保護された。 美しい少女に魅入られるように新之助の息子涼之丞は竜胆の看病を続ける。 涙を流しながら竜胆は若山遊郭の中で起こった悲劇の数々を話し始めた。 竜胆の母、椿は若山遊郭の中の傾城と呼ばれる程の美貌を備えた才色兼備の女性だった。 椿がいた楼閣は若山遊郭随一の大見世華屋という。 華屋の栄光を羨んで椿の初見世を妬む紅はその権威を失墜させようとしてある陰謀を企てた。 また、椿の姐でもある華屋お職牡丹花魁の同朋であった菖蒲は己の恋路を全うするために見世から売り上げを盗んで足抜けを企てる。 若い頃頂点を凌駕するかと言われた水仙は、年季明けを前にお茶を挽くことが増えた。歌舞伎役者の月乃介と想いを結んだ水仙が選んだ道は果たして。 江戸時代の尾張地方を舞台に華やかな遊郭花魁物語が広がる時代劇風ファンタジー。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ R18版から少々緩和はしておりますが、遊郭という時代背景上、性的表現があるため苦手な方は自衛をお願いいたします。 サブタイトル前に「☆」がついているものは緩和した性描写がございます。 書籍版よりも文章・エピソードが少なめです。すべての文章・エピソードを読みたい方は下記URLからご購入下さい。 ◆本家版(書籍) →https://ruitaka-call.booth.pm/ ◆アルファポリス https://www.alphapolis.co.jp/novel/530015729/930633899 ◆イラスト・挿絵 イラスト、挿絵は同サークル「冷泉ことね」による著作物です。 無断転載、自作発言のないようお願いいたします。 挿絵のあるサブタイトルには◆を表示しております。 ※『この作品はフィクションです。実際の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません』 ※『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:2時間59分

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  • うすばかげろう 変人遊女と偏屈職人、命燃やせや、一夜の恋に

    笑って泣ける、江戸の恋物語を目指しました

    10,700

    0


    2022年6月19日更新

    吉原の遊郭・峯屋で一二を争う遊女・涼香と朝霧はある夜、表からじ~っと中を睨む男・伊三次に気付く。 天真爛漫、怖い物知らずの涼香は真っ向から睨み返し、見事撃退。客からやんやの喝采を浴びた。 当時、涼香は豪商・常盤屋に見初められ、身請けが決まって順風満帆の勢いだ。 伊三次が自分の馴染み客・巳代松の知人で飾り職人と知った朝霧は、微かな嫉妬をはらすべく、悪戯を企む。 常盤屋から涼香が貰った銀簪を盗み、代りの簪を作るよう涼香が伊三次へ頼むしかない状況へ追い込んだのだ。 密かに会った二人は話が全くかみ合わず、隠し部屋に潜む朝霧を大笑いさせる。 だが廓を睨む行為が伊三次の修行の一環と知った涼香は、そのひたむきな態度に惹かれ始める。 伊三次も又、廓で純真な心を保つ涼香に惹かれ、彼女の簪作りへ魂を込める。 常盤屋に身請けされる日が迫っても不器用な恋の炎は燃え盛る一方。 責任を感じ、朝霧と巳代松は二人の為に奔走するのだが…… 〇アルファポリス、エブリスタ、小説家になろう、にも投稿しております。

    • 性的表現あり

    読了目安時間:36分

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  • 鬼の忌み子の鎮魂歌(レクイエム)〜〜虐げられた2人が温もりを知り、愛を知る。〜〜

    重く、優しく、2人を包む愛。

    100

    0


    2021年10月17日更新

    「鬼の忌み子」と呼ばれた少年・グリヤ。 額に角を一本生やした彼は、村の子供達から異端扱いされ、いじめられていた。 そんなある日、グリヤは1人の少女と出会う。 その少女は色白で美しく、黒く長い髪をしていた。 グリヤはその少女に声をかけると、その少女は何も言わずに走り去ってしまった。 それ以降会うことはなかったのだが、それから5年後。 16歳になった彼は、遊郭街・吉原で最も治安の悪い「羅生門河岸」で取り立て屋として働いていた。 この仕事をやることで徐々に自分の容姿に自信を持つようになったグリヤはある日、ある少女に無言で助けを求められる。 何事かと思ったグリヤは、すぐさま自分の家に匿ったのだが、その少女は5年前に声をかけた少女で……!? 運命的に出会ったワケありの2人が、不器用ながらも少しずつお互いに理解し、歩み寄っていく、和風ファンタジー純愛物語である。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:18分

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  • かくりよ遊郭

    遊郭の歴史が大好きです。

    100

    0


    2021年8月10日更新

    イジメを受け、自殺しようと廃ビルの屋上に立つ美月。 だが、飛び降りようとした瞬間、声をかけられた。「その命、預けては頂けないか」と。 美月はその提案に乗った。 そして美月はあやかしの世界へーーーーー……?

    読了目安時間:1分

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  • 雪の眼のその先に

    大出世を遂げるという花魁。その真実はーー

    3,300

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    2021年3月7日更新

    とある遊郭に住まうのは、華のように咲き誇る見目麗しい花魁。 囲われた華籠の中で思うのは、叶わない願いただ一つ。 言葉を交わし、身体を重ね、空虚な心のままその日を生きていた花魁の前に、ある日、一人の男が現れる。 一之丞白秋と名乗ったその男は、ある噂を耳にしてやって来たと口にした。 数に限りのある花魁の中でも、ひときわ雪女のようだと名高い見目麗しい花魁。 その者に気に入られた者は、“神通力”でも手に入れたかのように大出世を遂げるという。 その真実を確かめにーー出世に目がくらんだのだと笑う男を前に、花魁は囁く。 「これでも、人を見る眼くらいはありなんし」 妖艶に笑い、身を寄せる花魁ーー『雪姫』。 その『真実』を目の当たりにしながらも、一之丞白秋は雪姫のもとへと通い続ける。 「雪姫」 大きく骨ばった掌。 空気に沈むような、低い聲(こえ)。 何者をも射殺すような切れ長の眼。 雪姫(じぶん)とは何もかも対照的な相手。 幾度となく言葉を交わし、褥(しとね)をともにし、心を通わせる内に、 今までの武左とは違う白秋の姿に惹かれ、心を開き始めた雪姫。 そんなある日、白秋の口から問われたある言葉にーー雪姫の心はかき乱される。 「其方は、何に為りたかった」 かつて抱いていた思い。 手の届かない願い。 その全てを胸の内に宿しながらも、自分に言い聞かせるように、雪姫は呟く。 「今はただ…白秋と居られれば充分でありんす」 叶わぬ願いを口にする雪姫の真実(ほんしん)を知った時、一之丞白秋は動き出すーー。 ③お題:フリー。

    読了目安時間:8分

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  • 遊女の戯れは血ぬれのバレンタイン~命を溶かす口溶けのチョコレート~

    三題噺 遊郭を舞台としたファンタジー

    12,800

    141


    2021年3月6日更新

    時は明治初期。 神崎南斗(かんざきみなと)は反新政府軍の連中を引き連れ、吉原遊郭へと赴いていた。 現在の楼主は渡米してきた異人であり、2月14日の今日。遊郭を無料で解放し、更に遊女からチョコレートなる菓子が渡される風習があるらしいと彼らを誘ったのだ。 その誘い文句に乗って男たちは妓楼に出向く。遊女たちから与えられたチョコレートは大層美味なものであったが、事はそれだけで済まなかった。 神崎南斗が彼らをその妓楼に誘ったのには、また別の大きな目的があったのだ。 妓楼で繰り広げられる恐ろしくも甘く切ない、恋の物語。 どうぞご覧あれ。 「サキュバス魔女王が俺を殺しにやってきます」スピンオフ 玲奈➝麗那 ミナト➝南斗に変換 本作を知っているとより楽しめるかと思いますが、知らなくても楽しめる短編です。

    読了目安時間:16分

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  • みつぐの鎖

    売られる娘に美男を捧げる習わし

    500

    0


    2019年11月28日更新

    その村には、 売られる娘に美男との一晩を贈る習わしがある。

    • 残酷描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:16分

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  • 冴月 短編版

    この身は堕つとも心は堕ちず

    1,500

    0


    2019年11月30日更新

    年の暮れが迫る。 それは、借金の取立てが厳しくなる頃。 返しあぐねて売られる子ども。 その行く末は重く暗い。 ここにもまた、売られる少女。 さてやさてや、その行く末や如何。

    • 残酷描写あり

    読了目安時間:11分

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  • 淡雪に溶ける

    妓楼で格子の少女遊女と通い詰める男の話

    600

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    2019年7月28日更新

    赤提灯の揺れる色街――葦島――で、籠に捕らわれた鳥の如きヒナは今日も淡く笑む。 はらはらと白い雪が舞う滲んだ景色の中、ただ一点の存在を主張するような黒衣の男は今日も大枚を積む。 羽根がなくてもまだ足があると叫んだあなたはあの日、赤に塗りつぶされた――。 ※そう思って読んでみるとほんのり性表現があるようなないような、でも作者は全年齢対象のつもり ※ジャンルがいつも判らないけど作者は恋愛ジャンルで書いてるつもり

    • 性的表現あり

    読了目安時間:20分

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