パンドラの瞳
音村真
現代/その他ファンタジー
短編集
17話
40,983字
2023年4月10日更新
『パンドラの瞳』シリーズ。 【パンドラの瞳 -Legendary founder-】 図書館の帰り道で、奇妙な赤い宝石のような石を発見した雪村愛乃(ゆきむらよしの)。 その石を拾ってしまったせいで、愛乃は人の心の奥底にある醜い感情が声となって、勝手に聞こえてくる体質になってしまった。 その声から逃れるために、必死で人のいないところを求めて彷徨うことになる。 たどり着いた先で、昔好きだった幼馴染の男の子と出会うことになるが―― 【続・パンドラの瞳 -魔性の花束-】 高校一年生のとき交通事故に会い、車椅子での人生となってしまった少女、宮田寿々(みやたすず)。 彼女には特別仲の良かったひとりの親友がいたが、ある些細な出来事をきっかけにすれ違いが続き、いつの間にか寿々は心を閉ざしてしまう。 そんななか彼女の前に出現したのは、都市伝説の話に登場する奇妙な赤い石だった。 【解・パンドラの瞳 -ロストテクノロジーの遺産-】 有能な科学者である弓削(ゆげ)。彼女は仕事の傍らで『パンドラの瞳』についての研究していた。 かつては都市伝説とされ、知らない人はいないほど多くの人々に認知されていた時代もあったと言われているパンドラの瞳だが、今では世間の多くの人々がその存在を知らない。 弓削がパンドラの瞳の存在を知ったのは、ある偶然からだった。 もともと古書マニアだった弓削は、いろいろな古い書物を集めるのが趣味で、古文書や古代の文献など、特に希少価値の高い書物を手に入れることが彼女にとって至高の喜びだったのだ。 ある日、彼女が見つけたのは、かつてこの地上に存在していた都市伝説が紹介されたボロボロの書籍。その書籍自体もかなり古い物だったが、その中に記載されていた都市伝説のひとつ──それがパンドラの瞳伝承だった。 そして後日、彼女は出会うことになるのだ。 彼女の運命を変えることになる、遥か遠い昔に書かれた一冊の小説作品に──。 【真・パンドラの瞳 -永久不滅のルネッサンス-】 悪徳企業の社員として死んだような毎日を過ごしていた佳乃(よしの)。 ある日、仕事の相談を持ち掛けられて向かった喫茶店で、同僚から思わぬ情報を得ることになる。 その結果、佳乃は人生のレールを大きく外れて生きることになるが── ※他サイトでも公開しております。
読了目安時間:1時間22分
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