これは、復讐ではなく人を愛することを誓った少年の物語。 かつて『始まりの魔女』が『悪』を統制し、『世界樹』が大地を浄化していた世界『コスモヴィア』。世界の始まりから1200年が経った今、世界には悪魔と呼ばれる『悪』が影を落としていた。世界は封印されし『始まりの魔女』の代わりに『世界樹の使者』通称『聖女』を生み出し、再び『悪』を封じ込ませようとする。 そしてまた『聖女』とは別の、『悪』を抑え込む存在『討魔の騎士団』。青年アルヒもその一人であった。アルヒは幼い頃に出会い恋をした少女が『聖女』であると知り、再会を望む。しかし再び相見えた少女は“『聖女』であることを拒んで”いて──。 『聖女』がいなければ世界は『悪』に呑まれてしまう。少女を救おうとアルヒは奔走するが、救いを求める『聖女』は一人のみではなかった。『聖女』は全員で七人。アルヒは彼女たちを救い、世界を『悪』から守ることができるのか──。 ※この作品は、ノベリズム、カクヨムにも掲載しています。※序章第三話までいっき読みすることを推奨しております。※9/27,題名を変更しました。
読了目安時間:1時間25分
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