ある夜のこと。高校2年生、根暗生粋のゲーマー(俗に言う陰キャ)である安井真は、自分の大好きなプリンセス楽園というギャルゲーをプレイし、1000回目の攻略を果たす。 エンディングを終えた後、画面に映し出されたのは『エクストラルート』という文字。 プレイしまくるとこんなルートが解放されるのか、と感激し疑念を持たずに真はプレイスタートをクリックする。 しかし、プレイ同時とともに真の意識は失われてしまう。 そして、目覚めた朝。真は衝撃の事実を知ることとなる。 「クソ兄貴が。はよ起きろよ」 「え、え、ど、どゆこと??」 真の目の前にいたのは、プリンセス楽園の主人公の妹である愛美であった。 愛美は、ブラコンで初っ端から主人公にデレデレの立ち位置。 それなのに、超怖い顔で俺を睨んできてんですけどぉぉぉ……。 どうやら、俺は少し変わったプリンセス楽園に入り込んでしまったらしい。 戦慄する真であったが、この『エクストラルート』をやっていこうと決意する。 プレイ回数は、死ぬ程やってんだ。 どうにかなるだろ。 そんな、短絡的な考えに至り学園に行ってみるが…… 「ヒロインの皆さん。俺のこと超嫌いみたいですわ。どうしましょう……」 リアルぼっちのギャルゲー世界での成り上がりが今始まる!! ※この小説は、小説家なろう様でも投稿しております。
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