ゲームシナリオ風、独自の小説構成。 二人の主人公の視点で交互に物語を進めていきます。 ■あらすじ 主人公は二人の兄弟。 世界強国No.4のファイステル帝国〈FT国〉で王の子として生まれた兄エルクラット・フレンアークと、No.2の強攻必義王国〈KH国〉の6番目の王の子として強引に生を受けた弟ブライン・ヴァクラフ。 ※ディベルト編の一部要約 帝国の支配下である魔族の国「レスティア」で二人は軍人となり、保護者兼隊長のピオリスの下で気ままに生活し都市づくりを楽しんでいた。ある戦争をきっかけに弟はピオリスから憎まれ暴行されるようになり自殺する。兄は彼を遊竜族ルシェリアの器とさせて蘇らせ、弟を憎み拒絶する心を押し殺して上官として面倒を見続け、ピオリスの暴走は全て自分が仕組んだことだと罪を被り、グレミアの標的となる。罰として一日数時間の暴行が課せられ徐々に精神が狂い始める。弟は自分とピオリスは被害者だったという言い訳を利用し、恩着せがましい上官を追い詰めて仕返しを企んでいた。 ■帝国の情勢 FT国の旧王族ロイツェル家の内乱で貴族の派閥が分裂し、人の死を告げて殺す悪魔を生み出したフレンアーク家は破滅し、次に神ミリアとして覚醒した三姉妹の次女サラが王となるが、他国の王と関係を持っていたことで罪人とされ、次のミリアを覚醒させるために死刑される。サラは呪いの黒髪グレミアを生み、長女セラは死を導く死神エルクラットを生んだと歴史書に記されているが、事実は異なり見落とされた神族の子が数人いた。帝国の王族は金髪碧眼が多く、各国の王がその美貌と癒やしの魔力に憧れ恋をした。極秘で関係を持った王は姉妹の死後、自分が一番でなく利用されたことを知り我が子を世間に公表せずに野放しとし、帝国の内乱をさらに悪化させ今に至る。 表紙/挿絵/3D編集:東明sinoaki
読了目安時間:5時間32分
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