小学生の頃から親同士が仲良しだったためにしょっちゅうお互いの家に行き来していた二人。 茶髪で制服は盛大に着崩し、挙句にはピアスまで開けている一也(かずや)は、恵まれた容姿も相まって常に大勢の女子に囲まれ、授業をさぼっては開いた教室やトイレでセックスをしていた。そんな一也を渋々ながらも甘やかしている宗介(そうすけ)は、野球部のピッチャーとして甲子園に立つことを夢見、日々体力づくりに勤しんでいる。強面で高身長、黒髪短髪でストイックという宗介が密かにモテていることを知っている一也は、宗介を一番の友達と思いつつも、劣等感を抱いていた。 しかし、高校一年生の夏にレギュラーとして試合に出れることになった宗介は先輩の妬みを買い、無理な投球を続けて腕を壊してしまう。あんなに頑張っていた野球部をあっさりとやめ、当時付き合っていた彼女に振られても平然としている宗介に、一也はなんと声をかければいいのかわからなかった。 毎朝毎朝、同じ時間に昔と変わらずランニングに行き、一緒にアニメを見てニヤついている宗介は、前と全く変わらず、不自然なくらいだった。 ある日、宗介のPCを漁っていた一也は、ゲイビの履歴があるのを発見してしまう。 興味本位で動画を開いた彼の目に、自分そっくりな男が犯されている映像が飛び込んできた。 親友がゲイなのかもしれないと疑い始めた一也は、宗介がシャワーを浴びている最中に侵入したり、抱きついたりと接触を試みるも、宗介は相変わらず何も気にしていない様子で・・・・
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