ソルアンジェルス大陸の中央に位置するブルーム=ブバルディア学園は、朝から活気だっていた。 本日は記念すべき400回目の異世界交換生を召喚する日である。生徒たちはざわめき、心は弾んでいた。 本日の召喚生は相馬 龍太郎という人物。潜在魔力が極めて高かったため、今回の生徒に選ばれた。 しかし――。 呼ばれたのは、相馬 太郎(55)。 彼は龍太郎の父であり、そして……日本国の総理大臣である。 *************************** 日本国首相は魔術が発達した異世界でナニを学ぶ!? 魔法? 魔獣? それとも魔道具? いいえ、政治家はやはり、社会を学びます! 魔法なんて便利なものがあると思ったけれど、蓋を開けてみれば行政はあってないようなものだった。 黙っていられないと太郎はソルアンジェルス大陸の改革に乗り出していく。 *************************** ※特定の総理大臣を推薦したり批判したりするつもりはありません。 お好きな首相像でお楽しみください。 ※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアップ+」「魔法のiらんど」でも掲載しています。
読了目安時間:2時間1分
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