80年代

検索結果:1件

  • 逃げるしかないだろう

    絵描きの男と、キャバレーの女。

    101,116

    22


    2021年6月13日更新

    舞台は1980年頃の、大阪ミナミ。貧乏青年の譲治は、友人の紹介でキャバレーで黒服の仕事をするために面接を受けることになった。 面接に行く途中、時間に余裕があったので、譲治は、道頓堀にある戎橋、通称ひっかけ橋で、趣味の似顔絵を描くことにした。大道芸のように、女の子に声を掛けて器用に似顔絵を描く譲治。その時、橋の上で男たちに言い寄られている一人の美しいお姉さんを見つけた。鋭い目つきで、男たちを罵倒するそのお姉さんの勝気な姿。譲治は、その表情に惚れてしまった。止せばいいのに、騒動の中に分け入って、その子の似顔絵を描き始める譲治。気になったものは描かずにはおれないのだ。火に油を注ぐような譲治の行為。そこに、怖いヤクザの姿も現れる。 知り合ったその美しいお姉さんは、譲治がこれから面接に行くキャバレー「ジュエリーボックス」のホステスだった。源氏名を月夜という。頼りない譲治と、勝気な月夜。黒服とホステス。職場は同じと言えども、全く立場の違う二人。支配人は黒服とホステスの恋愛は禁止だという。 交わらなかった二人が、お互いを意識した時、恋愛のドラマが加速を始める。惹かれ合う二人に、様々な障害が襲いかかる。傷つき、すれ違い、揺れる心。結ばれたいのに、結ばれない。はたして二人が行く先は、ハッピーエンドか、バットエンドか。恋愛の群像劇です。 この作品は、前作「本読みクラブー怪人二十面相が好きだった僕らの時代ー」で登場した、譲治を主人公とした、パラレルワールドな世界のお話です。

    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:9時間9分

    この作品を読む