※この作品はコンテスト用に掲載している未完成作品です。コンテストに落選次第削除する予定ですのでご注意ください。 なお、完成作品については執筆完了後に改めて連載する予定です。ご興味のある方はそちらをお読みください。 ●あらすじ 1940年、倭国は東西に分かれて戦争をしていた。 西倭国の18歳の少女・彩取カミエは戦争で父親を亡くしており、母親と二人で暮らしていた。 カミエは母に恋をしている。幼いころからずっと思いを秘め続けており、空襲で街が焼け野原になった夜、その思いを打ち明けた。 けれど、その告白は拒絶された。 その後、街には青年児童疎開命令が出され、カミエは田舎の町へ旅立たなければならなくなる。 カミエは失恋の傷を負ったまま母と離れ離れになり、生まれてはじめて故郷から去ることに涙した。 カミエは孤独に打ちひしがれ、ただ母への思いを募らせていく。 だがそんな折に、疎開先である孤児院で、とある少女と出会う。 その子の名前は小伯マヨ。12歳の少女であり、敵国である東倭国から亡命してきた。 彼女は戦争で両親を亡くしており、いつも母親を乞うて泣いていた。 孤児院の住民からも疎まれており、彼女は母を追って死ぬことさえ考えていた。 そんな悲しみに暮れるマヨに、カミエは自分の姿を重ねる。母親が恋しくてたまらない少女に、カミエは深い共感を抱いた。 やがてカミエはある事件をきっかけに、マヨの母親代わりになろうと決断する。そしてマヨはカミエを「ママ」と呼ぶようになった。 眠る時も、食事をするときも、いつも二人は一緒にいるようになる。まるでそれは本当の親子のように固い絆で結ばれていた。 だがその関係はやがて歪な依存へと姿を変えてゆく。 これは二人の少女の禁断の愛の物語。 【作者が考える作品のセールスポイント】 1.18歳の少女の母親に対する異様な恋心 2.孤独だった二人の少女が、本当の家族のような絆を結ぶホームドラマ 3.カミエとマヨの、一見ほほえましく見える関係の中にある依存愛 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません ※表紙画像はAIにより作成しております。
読了目安時間:3時間28分
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