山間の町に住む高校2年生の寺門桃子は、ある日川の対岸にオオカミがいるのを発見する。 動画を撮ろうと川に足を踏み入れた時、突如発生した鉄砲水に巻き込まれ桃子は川に流されてしまう。気が付いた時には異世界の古代文明大国ナバー王国にいた。 ナバー王国では神殿建設の儀式が執り行われている真っ最中だった。大勢が見ている中、人柱となる死者の体に桃子の魂が乗り移り生き返ってしまったのだ。 ナバー王国では生き返った人間を『レヴィ』と呼び、神の使いと崇める奇妙な信仰があり、桃子は『神の使いレヴィ』となってしまった。 何故異世界の死者に憑依してしまったのか...。それは天才降霊術師ガミー導師が仕組んだ計画だった。 王家の骨肉の争い、それを利用した陰謀、国家間の紛争に巻き込まれるモモコ。しかし神の使いとしてチヤホヤされたり素敵な出会いもあったり、日本では経験出来ない面白さも感じつつ奇妙な運命に翻弄されてゆく。 当初はイケメン王子たちとのラブコメの予定で書き始めましたが、恋愛ものとは程遠い内容になっています(汗) 初めての長編小説で稚拙な部分が多々あるかと思いますがご容赦を。完結目指して頑張ります!
読了目安時間:4時間23分
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