「――それでは、皆様。突然ではありますが、まずは僕の質問に答えて頂きましょう。皆様は、魔法を信じますか?」 1970年代後半、妖精伝説が国民に広く信じられているエルヴェシア共和国。その湾岸都市ブランポリスでは、"妖精泥棒スワイリー"の復活が世間を賑わせていた。スミシー探偵社の探偵社員であるジェムは、「より良い社会を実現するため」に活動する市民団体"蹄鉄会"の会長エメリー・エボニー=スミスから、グレアム支部長を通して大泥棒の調査を依頼される。そんな彼のもとへ、スワイリーにまつわるロケットペンダントを持ったリリーとオルトンのふたりがやって来て、人探しをも依頼してきた。しかもリリーの方は、なにやら不思議な力があるようで……。真実に近付けば近付くほど、彼らは己の無知に気付かされ、そして運命との戦いに身を投じることとなる。 ローファンタジーで、ちょっぴりハードボイルドなミステリー。 ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ※残酷描写はPG12指定程度を想定しています。 ※サブタイトルを、旧『探偵と大泥棒と馬の蹄鉄』→新『探偵と妖精泥棒と馬の蹄鉄』に変更致しました。 この作品は「小説家になろう」様にも掲載させて頂いております。 映画のような、西洋文学のような、そんな文章を目指しております。がっくす3との共作となります。よろしくお願い致します。 ※《設定資料》(イラスト付き)を公開しました! ☆キャラクター原案・イラスト:がっくす3 Twitter:@gax3_original
読了目安時間:11時間37分
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