とある事情から王都から離れた田舎へ駐屯することになった騎士。 特に仕事もなく、ゆったりと過ごしていたが、一人の若者が駆け込んできた。 「長老が殺されました!」 死体は頭部と胴体が真っ二つに切れており、周囲には剣が転がっていた。 第一発見者は子供だったが、冷静で話を聞くことができた。 しかし、村人から聞き込みしようにも、余所者に忌避感があるのが話すら聞いてもらえない。 困った騎士に話しかけてきたのは第一発見者の少女、エレナだった。 「お困りですね」 二人で聞き込みをしながら交流を深めていく二人。 しかし、そんな二人に忍び寄る影が……。 完結済みの短編です。