女神に選ばれて勇者になった俺。魔王を討伐しに行ったら、魔王は美少年でしかも小説を書いていた時の俺のファンだった。

読了目安時間:5分

エピソード:7 / 8

第X話! ここは、どこだ!?

ヒロ「あれ……? なんだここ? さっきまでみんなと一緒に祝勝パーティーに出てて、プリスに……結婚を申し込もうと、彼女のところに行こうとしたはずなのに」 マオ「あ、ヒロにいちゃんもいたんだ」 ヒロ「マオ! どうしてここに? それに、何か。上手く言えないけど何かが変なんだ。この場所」 マオ「そうだね、明らかに表記が異なるし」 ヒロ「表記……? なんだろう、何故か汗が止まらないんだ」 ???「初めまして。勇者ヒロ。魔王マオ」 ヒロ「誰だ、お前は?」 ???「私の名前は――ジンブレイド(以下:ジン)です」 マオ「わぁお、作者じゃん」 ヒロ「なんっっっっっでだよ!?」(用意されていたテーブルに拳を叩きつける) ジン「なんでって? そりゃあアレでございますよ。ここが本編後の『あとがき』に相当する空間ですから」 ヒロ「あとがき……? ってまさか!!!?」 マオ「あー! わかったぁ! これ 『あとがきで作者と作中のキャラが対談する』ってヤツだ」 ジン「その通り!」 ヒロ「ああああああああああああ!!」(全身から血を噴き出すヒロ) マオ「ヒロにいの小説でもあったもんね! けどさぁ、これって80年代後期~00年代(とくていせだい)にしか刺さらないと思うんだけど?」 ジン「ふふふ、なるべく多くの作家兼読者に刺さってもらいたくてね」 ヒロ「悪質すぎる自爆テロだ……」 ジン「と言う訳で、『女神に選ばれて勇者になった俺~』をお読みいただきありがとうございます。この場をお借りして、最後まで読んでくださった読者の皆様には多大なる感謝と並びに、ともすれば古傷を抉るような行為をしてしまったことを、ここでお詫び申し上げます」 ヒロ「謝るくらいなら最初からするな! というかなんでそもそも書こうと思ったんだ!?」 ジン「えーきっかけはですね。『武神お嬢様』を執筆している最中にふと思いついてしまったんですよ。『処女作』を題材にした短編書いたら面白いだろうなと」 マオ「連載中に作品に集中しなよそこは」 ジン「面目ない。だが、思いついてしまった以上、出力したくなって」 ヒロ「わかる。わかるが、別に俺たちを呼ぶ必要なかっただろ」 ジン「いや、呼ぶ必要があった。これは『ヒロという小説書きビギナーを通した、書き手あるある』を煮詰めた闇鍋なので」 マオ「汁気無くなってドロッドロじゃん」 ヒロ「そのあるあるを書くために、黒歴史掘り返されたの猛烈に腹が立つんだが」 ジン「おかげさまで多くの読者に大変ご好評いただき、ノベプラ『コメディ/ギャグ部門』にて週間ランキング一位 (二〇二二年八月七日時点)となりました」 マオ「わー、おめでとーございまーす」(棒読み) ヒロ「言わされている感が酷い」 ジン「だって私作者だもん。キミらの台詞は思いのまま」 マオ「僕らじゃ絶対勝てないね」 ジン「この後は存在しないこれまでの冒険を振り返りつつ、なんやかんやで『処女作は大事な思い出なんだ』っていう感じで綺麗にまとめて、物語を畳む。この流れは如何に勇者と魔王であっても覆すことはできない」 ヒロ「散々弄ばれて、心をズタズタにされた終わりが、こんな形でいいのか……?」 ジン「ヒロ。キミが心に傷を負ったように私も現在進行形でダメージを受けているんだからな。今もこうやって書きながら『作者の語りとかいいんだよ』『作者が表舞台に出てくるなよキッショ』とか思われているのだろうかと考えただけで胃がキリキリと痛む」 マオ「安易なレッテル貼りは読者にも作品にも失礼だし、その負傷を覚悟の上で『あるある』を書いているんでしょ」 ジン「すみませんでした」 マオ「そんな卑屈な作者には――“お仕置き”しないとね?」 ジン「まって、そんな展開、書いてない」 ヒロ「何?」 マオ「特別ゲスト、にゅーじょー!」 (控室の扉が開く音) ヒロ「この表現を見ているだけでも苦しい」 ???「オッス作者(かみ)ー。久しぶりー!」 ジン「!?」 マオ「というわけでー、僕も黒竜(ドラゴン)ってことなので、“処女作”の『BLAZE-BRAVES』から日野柳昴 (旧版)さん連れてきたよー」 旧昴「いえーい」(マオとハイタッチ) ジン「オギャアアアアアアアアアアア!! やめろおおおおおおッ!」 ヒロ「突如猛烈に苦しみだした!?」 マオ「ふふふ、ヒロにいちゃんは一作品しかもっていないから知らないだろうけど、若気の至りで自作コラボをやったことを抉られるは結構堪えるらしい、よ?」 旧昴「というわけで、せっかく呼んでもらったので、ちょっとナイーブな二代目の俺が活躍している【BLAZE-BRAVES~紅蓮のスバル~】が現在、ノベルアッププラスにて連載中! 応援、よろしくな!」 ジン「違う作品に出てきて宣伝するなあああああああ! 自意識いいいいい! 読者を置き去りにする内輪のノリを、不特定多数が閲覧しているであろうウェブ小説でやるなああああああ!」 マオ「ヒロ兄ちゃんも散々ひどい目にあったからね、これでおあいこだよ」 ヒロ「正に魔王」 旧昴「そんなに恥ずかしがるなよ! 俺たちの物語があっての、今の作者(かみ)だろ?」 ジン「そうだけど、それはそれとして恥ずかしいんじゃあああああ!」 マオ「そろそろ文字数が足りなくなったし、旧版の昴さんにサクッとまとめてもらおっか」 旧昴「おう、まぁーアレだな! 早く帰って『武神』と『ブレブレ』の続き書け! じゃないと『アルストラ』のナインもここに呼んできて作品ジャックするぞ?」 ジン「すみませんでしたああああああ!」 (控室から退場する) ヒロ「やりたい放題かよ……」 マオ「はい、と言う訳で作者もいなくなったし、次が最終回! 『俺たちの戦いは、これからだ!』をお楽しみに!」 旧昴「頑張れ~」 ヒロ「いや、アンタも早く自分の物語に戻れよ……」

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  • ひよこ剣士

    東十条

    ♡1,000pt 〇33pt 2022年8月8日 11時49分

    ……くっ! 衛生兵はまだか! ジン様が! くそっ! 戻れ! 戻って来い! よし! みんな離れろ! ショック行くぞ! ……ええいもう一度だ! ……やはりダメか……。 ⁉︎ も、戻ったぞ! いや喋らなくていい! ……心配させやがって。 みたいな(笑)

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    東十条

    2022年8月8日 11時49分

    ひよこ剣士
  • 騎士

    ジンブレイド

    2022年8月8日 15時30分

    戻ってきました……。真のラスボスという柄にもないことをした報いです……。

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    ジンブレイド

    2022年8月8日 15時30分

    騎士
  • 兵馬俑

    来賀 玲

    〇30pt 2022年8月8日 6時35分

    完結?おめでとうございます!いやぁ、まさに創作家の古傷を抉る凄まじい作品でした!ライフ足りてますか?残りコンティニュー回数20台なのでは?そんな心配を作者様に感じる逸品でした。じゃあ私はこの辺でひっそり死んでおきます!(吐血)

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    来賀 玲

    2022年8月8日 6時35分

    兵馬俑
  • 騎士

    ジンブレイド

    2022年8月8日 7時48分

    ノベラポイントありがとうございます。ご心配なく。既にライフは0だから絶対にゲームオーバーにならない裏技を使っております。次こそトゥルーエンドでございます!

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    ジンブレイド

    2022年8月8日 7時48分

    騎士
  • ブルーマーメイド

    比良坂

    ♡1,000pt 2022年9月6日 21時23分

    まさにこれは……素晴らしい物語でゴハァァッ(喀血)!!

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    比良坂

    2022年9月6日 21時23分

    ブルーマーメイド
  • 騎士

    ジンブレイド

    2022年9月6日 21時25分

    コメントありがとうございます。複数の作家仲間を巻き込んだ悪質な自爆ショーでした。

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    ジンブレイド

    2022年9月6日 21時25分

    騎士
  • ブルーマーメイド

    比良坂

    ビビッと ♡1,000pt 2022年9月6日 21時21分

    《マオ「わぁお、作者じゃん」》にビビッとしました!

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    比良坂

    2022年9月6日 21時21分

    ブルーマーメイド
  • 騎士

    ジンブレイド

    2022年9月6日 21時24分

    どうも、私です。

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    ジンブレイド

    2022年9月6日 21時24分

    騎士
  • あんでっどさん

    和三盆

    ♡1,000pt 2022年8月10日 1時10分

    なんだここは……あ、なるほど。ただの地獄か(全身から血が吹き出す)

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    和三盆

    2022年8月10日 1時10分

    あんでっどさん
  • 騎士

    ジンブレイド

    2022年8月10日 5時39分

    本当に色々と申し訳ありません。自ら火の海に飛び込んだのでご了承を……。

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    ジンブレイド

    2022年8月10日 5時39分

    騎士

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