宝石の子

読了目安時間:13分

エピソード:23 / 24

新しい選択

 数日後、ジェドは少し不格好な薄紅色のドレスを着たロゼと手を繋いで散歩をしていた。ロゼが物陰で不意と立ち止まる。 「疲れたのか?」 「いいえ。ねぇ、ジェド、実はあの日、私は力を使いました。残りの時が数年分減ってしまいました。怖くて加減する余裕がなかったので……ルミエールとの約束はもう、守れそうにないんです。あなたとセレナとの約束は守れますけどね……」  ロゼが哀しそうに笑うのを見てジェドはなんと言ったらいいかわからなくなる。 「ルミエールは私を残して逝くのは心配だから気にしなくていいって言ってくれました。アレクよりはかなり早く逝くことになるから申し訳なくは思うんですけど、約束を守れないならもう少しだけ力を使ってしたいことをしようと思うんです」  ロゼはアメシスト色の目でジェドの青い目を真っ直ぐに見上げる。 「本当に大きくなるわけではないけど、大人になった私の姿を見てほしいんです。ジェド、あなただけに」 「それは……」  心配そうな顔をしたジェドの視線から逃れるようにロゼはついと目を伏せる。 「確かに時は数年分減りますけど、ルミエールとの約束を守れないのに命を引き延ばしておいても意味はない。私が生きるのはジェドやセレナ、ルミエールのそばにいたいから。でも、ルミエールはいずれ恋人を作って結婚するでしょう。私よりずっと大切なものを見つける。それが普通でルミエールは私に縛られるべきではない。だから離れようと思うんです。ルミエールの願いが私を生み出した。ルミエールは特別です。半身ともいえるかもしれない……けど、ルミエールは未来に向かって走り続けています。私はゆっくり、本当にゆっくり歩むことしかできない……だから、もう、いいんです」  ジェドは膝をついて哀しそうに笑ったロゼをやさしく抱きしめる。 「俺はそばにいる」  ロゼはうれしそうに笑ってジェドの頬に触れる。 「あなたは一人、私は一人、だから一緒にいてください」 「ああ……」 「ねぇ、ジェド、父親は子どもが成長した姿を見るのが幸せなんでしょう? 本で読みました。私は成長することができないけど、あなたに大人になった姿を見てほしいんです」 「わかった」  ロゼはうれしそうに笑って、ドレスを止めていた紐を外していく。少し不格好に見えていたのは大きなドレスを着ていたせいらしい。 「あまり長くは見せられないし、これきりなのでちゃんと見ていてくださいね」  ロゼは両手を胸に当てる。 「ああ、目に焼き付ける」  ふわと笑ったロゼが目を閉じると胸が赤く光り輝いた。かすかな共鳴音が響く。光は脈打つように明滅しながらロゼを包み込む。その光の中で胎児のように丸まったロゼの身体が大きくなっていく。しなやかな四肢は長く、細い身体はわずかに肉付きがよくなった。顔からは幼さが消えていく。少し面長な顔は性別というものを感じさせないが、長い睫毛やふっくらとした唇はどこか女性的だ。豊かな白髪が波打ちながらさらに長くなっていく。ぶかぶかだったドレスがぴったりになった。光に包まれたまま、ゆっくりと地面に足をついたロゼは静かに目を開く。その目はきれいなサファイアブルーに染まっていた。ロゼはジェドを見上げ、両手でジェドの頬を包む。大きくなっても小さな手だった。 「大好きです。お父様」  小鳥が歌うような声はわずかに低く、子どもの声ではない。ジェドはロゼの頬にそっと手を触れる。そこに実体はないようだった。それでもロゼはうれしそうに笑ってジェドの手に手を重ねる。 「ロゼ、大好きだぞ。すごくきれいだ……」  ふわりと微笑んだロゼがゆっくりと目を閉じる。ロゼの身体が元通りに縮んでいく。本当に短い時間の出来事だった。ふっと光が消えると大きなドレスが肩からずり落ちそうになっているロゼが立っていた。ロゼはゆっくりと目を開く。その目はサファイアブルーに染まったままだった。心なしか身体が小さくなっている。 「ちゃんと見てくれましたか?」 「ああ、愛しくて、うれしくて、抱きしめたかった」 「ふふふ、よかった。ジェド抱きしめてください。ちょっと疲れちゃいました」  ジェドはロゼを抱きしめる。やはり気のせいではない。ロゼが小さくなっている。 「小さくなっていないか?」 「気付いちゃいました?」 「ああ、一回りくらい小さくなっている」  顔も少し幼くなったように見える。 「ついでに調節したんです。今までの姿はルビーの心臓への負担が大きくて、眠っている時間が長すぎるから、八センチメートルくらい小さくしました。体重もいずれ軽くなります。そうすれば今よりもっと活動できるようになります。ダメでしたか?」 「いや、お前が自由に生きられるならそれでいい」  その言葉にロゼはうれしそうに微笑み、ジェドの胸に触れる。 「あなたが支えてくれるから私は自由に生きられる。感謝しています。大好きですよ、お父様」 「ああ、俺も大好きだぞ」  ジェドは久しぶりにロゼを抱き上げる。 「この通りすっかり元通りだ。来週から出仕しようと思う。一緒に行ってくれるな?」 「もちろん。私はあなたの副官ですから」 「ああ……頼りにしている」 「はい」  ロゼはジェドの逞しい胸に頬を寄せる。命尽きる日までそばにいたい。    三週間ぶりに出仕してきた二人をうれしそうに出迎えたアレクシスはいつものようにロゼの体重を計って青ざめた。 「十キログラム近くも減っているではないか!」  すぐに馬車の用意をさせようとしたアレクシスにロゼは急いで経緯を説明して事なきを得た。 「確かに小さくなっておるな」  アレクシスは不思議そうにロゼの頭をぽんぽんと撫でる。目線の位置がずいぶん低くなっている。 「その分、アレクとお話しできる時間が長く取れるようになったんですよ」 「それはうれしいな」  ロゼはうれしそうに笑ったが、服がずいぶんとだぶついているようだった。八センチメートルも身長を縮めたならこれまでの服はすべて大きくなってしまったのだろう。 「服がぶかぶかだな」 「手配したんですが、間に合わなくて」  ロゼは困ったように肩をすくめる。袖を折り上げているが、手がちゃんと出ていない。 「そうか。余からもまた新しく贈ってもよいか?」 「光栄です。アレク」  見上げられてアレクシスはロゼの目の色が違うことに気付く。 「目の色を変えたのか?」 「はい。この方がいいかなって思ったので」 「そうか」  その目の色はジェドの目の色とよく似ている。実の親子のように仲のいい二人だ。ロゼが自由に変えられる目の色を父と慕うジェドと同じにしたことはさほど不思議ではない。  ジェドは二人が楽しそうに会話をしている姿を見てほっと胸を撫で下ろす。庭園でのこととはいえ、ロゼは王宮から誘拐された。しかも情報を漏らしたのはジェドの部下だった。最近急遽配置された末端の人員だったが管理しきれていなかったジェドの責任でもある。アレクシスの恩情でジェドが処分されることはなかったが、近衛隊長の地位を辞するべきではないか、もうロゼを王宮に戻すべきではないのではないか、と迷いもした。だが、アレクシスはロゼを友人として大事にし、師と仰ぎ、守ってくれる。普通に近い年頃の友人を得ることが難しいロゼが少し特殊な関係であってもアレクシスとよい友人関係を築いていることがうれしい。ロゼを出仕させて良かったと思える。この二人が寄り添って学んでいられる場所を守るためにもジェドはまだこの地位を辞せないと思った。皇太子の近衛隊長として、父として、ジェドはより一層感覚を研ぎ澄ます。  少し小さくなったロゼは以前より活動的になり、アレクシスと軽い散歩を日課にするようになった。最初のうちこそ、心配したジェドとアレクシスが必要以上に護衛を強化したせいで外にいるのに近衛兵の軍服しか見えないとロゼが苦言を呈するほどだったが、数は徐々に減らされ、今ではジェドと数名の近衛兵を連れて行くだけになった。  ロゼはリス・フランシスともよく話すようになった。特別な会話をしているわけではないらしいが、その姿を見るたび、ジェドは苦虫をかみつぶしたような顔していた。しかし、ロゼがリス・フランシスに気に入られることが不満なわけではない。後ろ盾は多いほどいいが、自身とリス・フランシスの過去を思うと複雑だった。  そんなある日、リス・フランシスがジェドを呼び出した。ジェドは渋々、その呼び出しに答えた。 「そんな顔をしないでもらいたいわね、ジェド。今日は女王としてではなく、個人としてあなたを呼び出したのよ」 「でしたら、なおさらわたくしは失礼したいのですが?」 「頑固者」 「陛下に言われたくありません」  睨み合ってからリス・フランシスは小さく笑って扇を置く。リス・フランシスが持つ扇は権威の象徴だ。 「ねぇ、ジェド、私たちは似た者同士。強くて、頑固で、真っすぐ過ぎた……だから、お互いを守ろうとして傷付けあってしまったし、こんなに長く引きずってしまった。もうあなたと元の関係に戻れるなんて思っていない。だから、さようならをしてからあなたと友人になれないかしら? アレクシスとロゼのように」  ジェドはすと目を伏せる。 「陛下が権威を振りかざしてわたくしを動かさないというなら考えます」 「命令しなきゃ会話さえしてくれないじゃない!」 「あなたが二人きりになろうとするから悪いんですよ! ロゼと殿下がいるところで話せないことを話そうとするから!」 「子どもたちの前で過去の清算をしろというの!?」 「今さらできないって言ってるだろう!」  怒鳴り合って二人は不意に笑い出す。 「変わってないわね。私たち」 「ああ……すぐ感情的になって喧嘩して、仲直りをして……認めたくはないが本当は今も君が好きなんだ。だから素直になれない」  その言葉にリス・フランシスは悲しそうに笑う。 「だからこそ、一度さようならをしましょう」 「ああ、そうだな」  ジェドは軍服を脱ぐ。公人としてではなく、私人として二人は向かい合う。 「さようなら、ジェド。あなたを愛していたわ」 「さようなら、リス。君を誰より愛していた」  歳ふりた二人の目に眩しい過去がひらめく。もう戻れない過去。埋められなかった溝。けれど、それがあったから今がある。過去に別れを告げ、二人は新たに出会う。 「友人として仲良くしてくれるかしら?」  差し出された手にジェドは迷う。リス・フランシスはふと笑って口を開く。 「ジェド、私があなたと素直に話したいってロゼに相談したら、あの子なんて言ったと思う?」 「家での俺は腑抜けだとでも?」  リス・フランシスは思わず笑う。 「そんなこと言わなかったけれど、あなた家では腑抜けなの?」 「四六時中完璧でいようとするのをやめた。ロゼが誘拐されたとき、単独行動でかなりの無茶をした。ロゼを救出できたが、俺が怪我をしたことでロゼをひどく泣かせてしまった。家族にもこれ以上ないくらい叱られ、誰かを救うために俺の命と引き換えにしてはいけないと気付かされた。だから、家ではありのままのダメな男でいることにした。がっかりしたか? 地上の鷹と呼ばれたころの俺がいなくて」 「いいえ……あなたは危なっかしかったから……」  リス・フランシスはふと笑って白髪の混ざり始めた栗色の髪をかき上げる。 「あの子はね、こう言ったの『ジェドはみんなのためにばかり生きていて、自分のために生きようとしないから守ってあげなくちゃいけないんです。陛下もジェドを守ってくれますか?』って。私にあなたを守れるとは思えないけれど、支えるくらいはできるんじゃないかと思うの。友人としてね。それでもダメかしら?」  ジェドはこめかみを押さえながら軽くため息を吐く。 「ロゼに言われたなら仕方ない。友人になる努力をする」  ジェドにぞんざいな握手をされてリス・フランシスはくつくつと笑う。こんなぞんざいな握手をされたのは女王になってから初めてだ。だが、それもジェドらしいと思う。 「あなたがロゼの言いなりっていうのは本当なのね?」 「ロゼに嫌われたら生きていけない」  リス・フランシスはこらえ切れずに声を上げて笑い出す。 「あなたがそこまで子煩悩だとは思わなかったわ」 「だってロゼは世界一かわいいだろ?」 「骨の髄まで親バカね」 「俺は莫迦でいい」  そう言って笑ったジェドの顔は晴れ晴れとしていて、以前差していた影はない。二人は正しく支え合い、愛しあっているのだろうと思ったら、少し寂しくなった。だがすべて自分で選んできた道だ。 「私も子どもが欲しくなってしまうわね」 「君にもいるだろ?」 「そうね。この国が私の伴侶で、民が私の子どもよ。でも、あなたが子ども好きって知らなかったわ」 「怖がられるから避けていただけだ」 「そう。あなたは目つきが悪いものね」 「君に言われたくない」  ジェドが言うようにリス・フランシスはジェドに負けず劣らず目つきが鋭い。それにリス・フランシスは女性にしてはかなりの長身でもあり、厳格な性格が顔に出ているのも相まってジェド以上に子どもに怖がられている。 「孤児院の慰問も毎回泣かれているって聞いてるぞ? それにロゼを何回か気絶させただろう」 「努力はしているのよ」  リス・フランシスは軽くため息を吐く。すべて否定できない事実だ。 「あの子は繊細過ぎるんじゃないかしら? 少し心配よ」 「人ではないから仕方のない部分もあると思うが?」 「そうね。繊細なあの子は生まれたときからあなたに懐いているの?」 「ベースになったローズの記憶をある程度引き継いでいるから、会うなりじぇー、すきーって抱き付いてくれた」  ジェドが幸せそうに笑うのを見て、リス・フランシスは穏やかに微笑む。ジェドがこんなにやさしい顔で笑うことさえ知らなかった。 「そのローズにも最初から懐かれていたの?」 「いや、虐待されていた子だったからかなり怖がられて、いろいろ努力を重ねた。できるだけ立たないとか、近付き過ぎないとかな……もう二十年以上前の話だ……」  ジェドは少し哀しそうに笑って、左耳に二つ並んだピアスのうちサファイアの方に触れる。 「あなたってピアスをするような人だったかしら?」 「ああ、ローズの遺品とロゼとの約束の印だ。柄ではないがな」 「サファイアとラピスラズリ?」 「ああ、サファイアがローズで、ラピスラズリがロゼだ」 「どっちも青い石なのね」 「偶然じゃないか?」  リス・フランシスはふと笑う。 「石言葉、知らない?」 「知らないが?」 「サファイアは高潔、高貴。まさにあなたのことね。ラピスラズリは永遠の誓い。愛されているのね」 「そう、なのか……?」 「あなたって本当、残念どころじゃないくらい鈍感よね」 「え?」 「教えてあげない」  リス・フランシスは優雅に笑って扇を取る。 「さ、そろそろ戻りましょう」  ジェドは軍服をまとう。 「はい、陛下」  二人が勉強部屋に戻るとアレクシスとロゼはいつものように楽しそうに勉強していた。王家の書庫すべてに自由に出入りを許されたロゼの知識は果て無く増え続けている。一を聞いて十を知るなどというものではない。もはや、ロゼが知らないことなどないだろう。けれど、時折覗く幼さや、無邪気な考え方はまだまだ子どもだ。ジェドはそんなロゼを守りながら老いていきたいと思う。その時、ロゼがアレクシスに不意ともたれかかった。 「シュトラール少将、ロゼが眠ってしまった。部屋に運んでやってくれ」  ロゼは王宮にいてもシュトラール家にいる時のように突然眠ってしまうようになった。勉強部屋であれば王宮でもほとんど緊張しなくなったせいだろう。それに、ロゼが言うように楽しくて時が経つのを忘れてしまうせいかもしれない。 「承知いたしました」  ジェドはロゼの小さな身体を抱き上げる。その頬には楽しそうな笑みが乗っていた。ジェドはロゼをやさしく抱きしめる。愛しさで胸がいっぱいになった。今日もこうして穏やかな一日が過ぎていく。 風の運ぶ花の香りが春を告げた。  

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