ワールドクリエイター ~自称神の陰謀で、俺は異世界をクリエイトする!(ついでにロボ娘も)~

ちょっと短いかも?

憂鬱な朝

 寝て起きたら俺は自分の部屋のベッドにいた。  また夢落ち? いや、さすがにそれはないか。トレーナーの袖の下にウェアラブル鈴木がくっついてるのが判る。 『よう! おはよう! 凜!』  思った通りにウェアラブル鈴木が気楽に挨拶してくる。おはよー、と俺は寝ぼけながら挨拶を返して布団を退けた。時計を見ると朝早いことが判る。  こんな時間に起きるの久しぶりな気がする。こんな時間まで起きてることはあったけど。 「それで? 今度はなに? まさかまた学校に行けって言うんじゃないよね?」 『そのまさかだ!』  うーわ。予想通りにきやがった、コイツ! 「何で! だって昨日行ったじゃん!」  ウェアラブル鈴木に思わず突っ込みを入れてから、俺は慌てて口を閉じた。危ない。まだ朝早いから、親が下の階にいる。俺はゲームプレイしたりアニメ観ながら一人でブツブツ言ってることはあるけど、叫ぶことはあんまりないから、何事かと乗り込まれたら困る。  ま、そんなことする心配は多分ないけど。どうせ俺のこととか気にしてないだろうし。そこまで考えた俺はおもっきしへこんだ。 『やさぐれてる場合かー。とりま、学校行ってこい』  俺の気分とは関係なく、脳天気な鈴木の声が聞こえてくる。 「とりま、とか簡単そうに言うな!」 『オレのニーズに応えよ!』  それが当たり前みたいなノリで言われても困る。 「なんだかなー」  ウェアラブル鈴木の声に促され、仕方なく俺は学校に行くことにした。他の誰に言われても嫌だと拒否出来る自信があるけど、鈴木には何か逆らえないというか……。  一応、あれでも神様だから? 威圧感はないんだけど、信頼は出来る気がしなくもないこともないこともないことも……。 『どっちだー』 「複雑な心境を表してみたんだよ。というか、喋るな!」  俺は朝飯をささっと済ませて玄関を出ながら小声でウェアラブル鈴木に突っ込んだ。  どうもウェアラブル鈴木の声は他の誰にも聞こえないっぽい。声を出してるってより、俺の頭に直で話しかけてる感じが近いらしい。  そのことは何となく判ってても、俺の声の方は周りに聞こえる訳で。  俺は傍目には一人でブツブツ言いながらだらだらと学校に向かった。いつもなら学校にむかってるだけで脳が溶けそうな気分になるけど、ウェアラブル鈴木が話しかけてくるからそれもない。  やれやれと思いながら登校していた俺は、背後からもの凄い音が聞こえて振り返った。何かと思えば井﨑さんが猛スピードで走ってきた。

現実の薄暗い感じは出来るだけ出したくないのですが、主人公がアレなので多少は出てきますね……。

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