ワールドクリエイター ~自称神の陰謀で、俺は異世界をクリエイトする!(ついでにロボ娘も)~

正義はどっちだ。

晴れ時々( ゚∀゚)o彡ちっぱい

 俺は鈴木とにらめっこしていた。 「断固として拒否る!」 「何でだよ! ちっぱいは正義だろ!」  さっきまでと同じことを言い合ってから、俺は目の前の部品を取り上げて鈴木に突きつけた。が、鈴木が口を尖らせてそっぽを向く。 「ノーサンキューだ! 卑屈バストはオレのポリシーに反する! 自分に正直になるんだ、凜!」 「はあ!? 卑屈ってバストで占う的なうた!? 俺は正直ですが! ロボ娘がデカいんだから、小さいのも愛でないとダメじゃん!」  やっぱり俺的には小さいのも大きいのも愛でるべきだと思うんだよ。けど、鈴木は頑固なおっぱい星人だった。さっきまでのいい加減な態度じゃない。これガチだ。  鈴木はあくまでも大きいおっぱいが良いと言う。でも俺はどうしてもちっぱいを実現したかった。そのためにわざわざさっきの世界にはちっぱいの素材を準備したんだ! ロボ娘のアームレストおっぱいじゃなく、もっとやわやわな素材!  シリコンでも硬すぎると思うし、かといってジェルは柔らかすぎる気がする。だから俺は理想の柔らかさを実現した素材をイメージしておいた。それをカゴに入れて戻ったのに、鈴木にダメ出しをされてしまったのだ。  リアルの女の子は苦手なんだから、せめて二次でくらいいいじゃないか!  と思ったのに、鈴木は頑として譲らない。俺はしばらく言い合いをしてから、仕方なく折衷案を出すことにした。 「判った。鈴木はあくまでも大きいおっぱいを大事にしてる。俺はちっぱいも大事にしたい。だから」  言い合いすぎて声が枯れちゃったけど悔いは無い! えへん、と咳払いをして俺はキリッと顔を引きしめた。 「日替わりでどう?」 「……ほほう。日替わりとな」  それまで険しい顔をしていた鈴木の目がキラリと光ったのを俺は見逃さなかった。  そう! 相手は機械なのだ。  だからおっぱいも日替わりで付け替えれば無問題! 「なるほど! さすがは凜! やっぱりオレのゴッドアイは正しかった!」  鈴木が俺の考えてること読んでるっぽい。けど俺は突っ込みを入れるのを忘れて手をぐっと握って力を入れた。  時代は日替わりおっぱいである! と心の底から叫ぶと鈴木がおー! と同調する。うんうん、平和が一番!  というわけで俺は手にしたおっぱい部品を胴体に取り付けることに成功した。ふー。これで一段落。俺も鈴木もハッピーになれるんだから問題ない!  おっきな乳は包まれたい。ちっさな乳は包んであげたい。どこかの瑞獣のセリフだけど、まさにそれ!  実は胴体の部分でもちょっと揉めた。ロボ娘がボンキュッボンな体型だから、逆にスレンダーがいい! っていう俺の主張はちっぱいと共にガチ無視されそうになった。けど、同じスタイルのものだと萌えないっていう俺の断固とした主張は無事に通った。  でもスレンダー過ぎるのは十八禁と言われたので、少しは凹凸をつけることになったんだよな。確かに完全に子供だと俺的にもイマイチなのでその意見には同意した。  そんなのどうやって作ったかと言えば! 俺がイメージしたものを鈴木が、 「とれーすおん!」  とか言って再現しやがったというね。どこの英霊ですかそれ。そもそも鈴木って魔術回路持ってるの!?  ……色々突っ込めたんだけど、俺的には目の前に出てきたそれを見てワクワクが止められなかったというか。  ともかく、その方法で鈴木は助手子のボディの外殻を作った。ただ外殻だから中身は色々しないといけなくて。もちろん用意したちっぱい部品を着けるために、ボディーには胸部はあってもおっぱいは全くなかった。そこに俺が持ってたちっぱい部品を装着!  股間のところはロボ娘と違って別の部品になったりはしてない。俺が覗き込んでも十八禁にならないように性別はない。女の子の大事なところ、とか超気になるんだけど、壊れたりした時にドキドキハアハアしながら修理出来るかどうか判んないし。まあ、鈴木が直すんだろうけど。俺が修理する可能性だってなくはないわけで! 「凜。手が止まってるぞー。ノンストップでクリアだ!」 「はっ!」  鈴木に言われて俺は我に返った。ダメだダメだ! まだボディーにちっぱいを着けただけなのに、妄想で意識飛ばしてどうする、俺!  助手子の顔は可愛い系という注文だったので、俺は某アニメのヒロインの顔をイメージしてみた。俺個人としては二次元が三次元になるのはイマイチだったりするんだけど、これは助手子で人間じゃないし! 再現率マジヤベエ!  そんな感じで俺はニヤニヤしながら助手子を作っていた。ボディーの中身はロボ娘と同じような感じで、パソコンに近い。ホントにこれ動くの? とか思ったけど、そこは鈴木が何とかしてくれるらしい。超便利だな、鈴木。どこかの猫型ロボと親戚かな。  おっぱいは日替わりということだったので、俺は鈴木が言ってたでか乳ももちろん作った。具体的には俺が考えたものを鈴木が出しただけだけど。出てきたそれはちっぱい部品と比べるとすごい迫力がある。まるでおっぱいの暴力だよ!  しかもアームレストおっぱいと違って、助手子ナイスバディおっぱいは触り心地もたゆんたゆん。理想のおっぱいとはまさにこのこと! 俺もちょっとだけ触ってみたけど、ロボ娘のおっぱいとは比べものにならない触り心地の良さだった。  とか思ってたら、いつの間にか部屋の隅にあった時計がじりじりと鳴り始めた。ん? これってもしかしてアラーム? 随分と昔な形だけど……。そんなこと思ってたら鈴木が猛ダッシュで時計の音を止めた。 「はっ! しまった! 凜、心暖(ここの)を呼び戻さねーと!」 「え? だって作業の邪魔になるって」  この白い部屋に来てから慌てる鈴木なんか初めて見た気がする。片手でおっぱいにぎにぎしてるから緊張感ゼロだけども! 「時間はいくらでも戻せるが、心暖の経験値は変えられねーの! 放置したらバトルスキルだけあがるぅー!」  そんなこと言いながら鈴木が白い床を叩くと、ここによく出てくるモニタ画面が登場した。画面には逃げるロボ娘と追っかける連中が映ってて……あれ!? 「何で人がいるの!?」  俺はロボ娘と行った世界に誰もいない設定にしておいた。そうじゃないと部品とか漁れないし、自分が行くなら人と関わるのが面倒だと思ったから。はい、俺のコミュニケーションスキルはゼロです。  今は自虐ネタは置いといて! 「これって何がどうなって……あ! ロボ娘、もしかして初期設定のところに行ってない!?」  ロボ娘が近づいてるトコは俺にも見覚えがあった。最初に見て覚えてたからついついイメージしたんだよな。クズ鉄の中に女の子の頭、というのがなかなか夢があっていいなー、と思ってたから。  音がないから判んないけど、多分ロボ娘は走るたびにがっしょんがっしょんゆってるんだろうなぁ。という感じにロボ娘が全力疾走してる。全身全霊金属になったロボ娘を追っかけられる人というのも凄いかも。……ん? 追っかけてる人の方も普通じゃないような……?  って、呑気に見てる場合じゃないっぽい! ゴミ山のところに誰かがいる! 白衣着てるし、眼鏡掛けてるし、ヤバいフラグがばりばり立ってるー! 「ロボ娘ー! 戻ってこいー!!」  俺は画面に向かって思わず叫んだ。その直後、画面からロボ娘の姿が消える。 「死ぬかと思った!」  背後から聞こえてきたロボ娘の声にほっとして、俺はへなへなと尻餅をついた。

ちっぱいはつつんであげたい。 でかいのはつつまれたい。

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