恋愛/ラブコメ 長編 完結済
僕は、実家を出る。 ここまで、育ててもらったのはありがたいけれど、これ以上父の望む生き方は続けられない。 例えどんなに周りからみて惨めな生き方に見えたとしても、人に謝り続ける人生だとしても、他者を踏みにじるような生き方は、したくないんだ。 大丈夫、僕には優しい恋人もいる。きっと、なんとかやっていける。 でも、僕は甘かった。 実家を捨てた僕を、彼女は捨てた。 僕の価値は実家にしかなかったらしい。 仕事にも生きることにも疲れてきたある日の仕事帰り、僕は争う一組のカップルに出会った。 単なる痴話喧嘩じゃない。それは見事な殺し合いだった。 僕は女が男を殺す、殺人の目撃者になった。 女は冷静に僕の命もたった。 ああ、やっと終われる。そう思って天に上りかけていた僕は強烈な力で引き止められた。 僕は見てしまったんだ。僕の血で濡れた美しい彼女の顔を。 僕は天に昇っている場合ではなくなった。 僕は僕を殺した彼女に恋をした。
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投稿日2020/3/29 21:52 文字数2,353文字
投稿日2020/4/7 18:33 文字数1,882文字
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投稿日2020/12/17 1:26 文字数2,262文字
投稿日2020/12/17 3:36 文字数1,753文字
作品名 | 僕が死んでから初めて好きになったのは、僕を殺した人でした |
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作者名 | 地辻夜行 |
ジャンル | 恋愛/ラブコメ |
タグ | シリアス 現代日本 R15 背後霊 報われぬ恋 男主人公 殺し屋 恋心 一人称 HJ大賞2020後期 恋愛 ホラー |
セルフレイティング |
残酷描写あり
暴力描写あり 性的表現あり |
初掲載日 | 2020年3月29日 21時52分 |
最終投稿日 | 2020年12月18日 1時43分 |
完結日 | 2020年12月18日 1時42分 |
文字数 | 96,639文字 |
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2021年1月20日更新
ある日突然、アズマ=レンは異世界に転移すると、少女セレナに鍵を探して欲しいと伝えられる、転移した者は元の世界に戻ることは出来ない。レンは帰る気が無かったので異世界で生活する事にした! スライムのレム、メイドのミュウ、ギルドマスターのセレナと共にギルド結成!! レンはレベルアップして召喚石で召喚獣のライとアンジュをサモン!二人がスキルで人の姿に変身!? レン達は様々な大陸や時にだれもいったことがない未開の地に足を踏み入れる! 第ニ章アースクラウドを舞台に風と雲ともう一つの地上を冒険! この広い異世界で生活しながら冒険の旅に向かう! 感想やポイントなどもらえると小説の励みになります!
2021年1月20日更新
アルスラーダ帝国の第四皇子として生を受けたリッツ・アルスラーダは、優秀なスキルを持つ兄や姉や妹とは異なり役立たずだと言われ続けてきた。 そんなある日、リッツは敵国であるライブラッド王国との戦争への出兵を命じられる。 ――勝てる戦だ。 そう言われて最前線に到着すると、その戦況は明らかに劣勢であり、これが自分を処分するための戦争なのだと悟ったリッツは、あっけなく捕虜として捕らえられてしまった。 捕虜交換の交渉材料にもならなかったリッツは死を覚悟した――が、役立たずだと言われ続けてきたリッツのスキルが、ライブラッド王国では重宝される貴重なスキルである事が発覚! 謎のスキル【緑魔法】を使いこなし、リッツは敵国――今では故郷から、新しい家族と共に成り上がる!
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2021年1月21日更新
このお話は小説家になろうからの転載です。そちらでは完結してますが、こちらで少しずつ投稿していってみようと思います。 私は魔王。明日、人間たちに宣戦布告をする。 緊張はあるが、気分は良かった。 そう――――― 自称勇者が寝室の窓ガラスを割って侵入してくるまでは。 から始まる勇者様と魔王ちゃんのお話です。 一応明るいテンポでラブコメを目指しています。 勇者様は2週目なので1週目で色々あったんですけど勇者様がそれをしばらくまったく説明する予定が無いので魔王ちゃんたちはそれを知らずに物語が進みます。最初の方は勇者様が2週目なのは勇者様と読者様しか知りません。 たまにちょっとシリアスになったり、真面目になったりしますが、ギャグメイン時々恋愛なノリで書いていきたいと思います。4コマ漫画みたいな感じを小説で出したいなーと思いました。ショートでセリフ多めで書いています。 たまにちょっとシリアスになるところで、ちょっと残酷な描写があるかもしれないので念のためにその辺りのキーワードをつけておきます。
2021年1月21日更新
色々あり、久しぶりの長編ラブコメになります。 テーマは『秘め事』。それと『複雑』と『シンプル』です。 一日一話、19時更新になります(変更する可能性もあります、ご了承ください)。 常にストックのある状況にして、更新は滞らせたくないです。 全力で、思いっ切りエンタメしてみせます! あと、Twitterやってます。基本的に夜呟いていたり。 良かったら気軽にフォローしてください、フォロバさせていただきます。 @toiro_now ※カクヨム様、エブリスタ様にも同作を公開中です。 【あらすじ】 高校生になって一週間が経った、多田野信長(ただののぶなが)。 彼はクラスの中で今日も一人ぼっちだった。理由は明白、口下手で人見知り、その上目つきが悪すぎる極悪人面。そのせいで、クラスメイトからは『怖いやつ』と勘違いされて距離を置かれていた。本当は心優しい気弱な少年だが、今日も友達ゼロ期間を更新せざるを得なかった。とてもナイーブで、とにかく傷つきやすい性格の彼は、そんな状況に今日も落ち込んでいた。 そんな彼でも。 ボッチはボッチなりに、入学一週間もすればクラスの状況は把握できた。 誰がクラスの人気者なのかも分かってきた。 中でも突出して目立っていたのが、恩田綺咲(おんだきさき)という女子。彼女はとにかく美少女だった。しかも顔がいいだけじゃない、頭も良く、運動もでき、少し勝ち気ではあるものの、性格までいいときた。多田野は人気者の彼女のことを羨ましく思っていた。 そんな中、教室に来訪者。隣のクラスの田村姫(たむらひめ)だった。 彼にとって、この学園生活の中で、唯一喋ることができる相手。心のオアシス。だが多田野信長は、田村姫を友達にはあえてカウントしない。何故なら彼女は、多田野の幼馴染だったから。友達を超えた、大切な親友だから。宝物だから。 それから色々ありはしたが、結局その日も友達はできず、複雑に悩み、考え事をしていたら、あっという間に下校時間がやってきた。 彼は昇降口まで降りて下駄箱を開けた。 しかしそこに、いつもとは違う、見慣れないものが。 それは、薄い水色の封筒に入った一通の手紙だった──。
作者からの一言コメント
初恋は、人にも幽霊にも平等に訪れる