それ行け!ノノちゃん。国枝の妹姫は異世界でトキメキます!

【第4ワールド】伝わる言葉伝わらぬ想い。めっちゃ抱きしめて

 学校から帰ったらお兄ちゃん居ました。手を突き出しアヤツを要求します。お兄ちゃんもその手に摘んだモノを差し出しました。 「はい、お菓子」 「をお!」 「それで、どうだい異世界は慣れたかい」  めっちゃ湯気上げてる焼き立て安納お芋美味しい! さすがお兄ちゃん期待を裏切らない! 大好き! けどコレ本当にお菓子かな? サムズアップで答えます。 「それは良かった。何か必要なモノとかあるかい?」 「へは(では)、100円あわ()を20はい()ほど」 「ガチャかい?」 「おん(ノン)、ノン! ノンよ兄上」  お兄ちゃんが懐から『じゃらじゃらぁ』とお布施を吐き出しました! 良い響きじゃ♪  早速出かける為のコーデを決めます。お兄ちゃんは蹴り出しました。  今回は『ルキお姉さま』を落とす事が目標なので、超絶可愛いヤツで行くの!  着こなすはピンクのフード付きトップスにフリル多めのボトムス。  裾を摘まんで扉の前で一回り。 「お開きなさい、あたしの扉!」  くぱあ、と『ノノ』光へ包まれました。  ※※※ 「おじちゃんおじちゃん、ミシュリル! 預けてたの返して! 今日は最強勝負で行きますのだからね! あとジュース1つ」 「おうよ! オーク殺しの英雄の頼みとあっちゃ聞かないわけにもいくまい! 飴菓子もオマケだ」 「おっちゃん好きー♪」  おっちゃんが訳わからん事言ってますが、テーブルに剣を置きジュースを滑らします。ついでにペロキャンのようなモノも放ってくれました。コイツ甘くて美味しいヤツですっ!  ミシュリルは結局剣だけ貰って他のはおっちゃんに寄付しました! おっちゃん、めっちゃ嬉しそうです!  アナタ達に教えてあげましょう。女に防具なんて要りませんのよ? 流す視線は刃。一瞬の切れ味で相手を堕とすの!  店の外からガキ共の声が聞こえてきます。ガキには使いませんが睫毛(まつげ)に収めた刃を構えました。 「お城の『ルキ姫姉ちゃん』イイ女だよなぁ!!」 「うん!」「だよな!」「落としたい!」 「キミたち、ちょっといいかい」  ※※※ 『ノノ』ガキ共に教育を施しました。『ルキお姉さま』の何たるが何たるかを体に叩き込みやがりましたさ。きょぬーでは決してありませんが胸を張ります。 「リピートあふたみー」 『YES,SIR!』 「張り」 『HA・RI』 「艶」 『TSU・YA!』 「その揉・み・心地」 『MO・MI・GOKOCHI!』 「いらっしゃいませお客様!」 『1,2,3でYOROKONNDE!』  嘆息。嗚呼『ノノ』は生きる罪です。教育した子供たちは野に放ちました。彼らは良き教育者と成るでしょう。育つでしょう! 名残惜しそうに『ノノ』を見つめてきます。だから『ノノ』手を払い言いました。 「もう教える事はありません」 『MOMIGOKOCHI! YOROKONNDE!』 「いい子達ね。巣へお帰り」 「――あ、『ノノちゃん』来てたんだ」 「『ルキお姉さま』?! 喜んで!」 『その、MOMIGOKOCHI!』 「おまえらはもう帰れ! びっくりしてIと1間違えっちゃったじゃない!」 「?」 「あ、こちらのお話ですわ! って『フォーチュン』キミも居るんかい」 「ぴぃ」  朝日の中を2人と1匹で歩き、屋台で買ったお肉に喰らいつきながら川沿いを歩きます。水面(みなも)を反射する光が神々しいです。 『HA・RI!』 「いいから帰れ!」  お姉さまの笑顔も輝いていたけど、けど、そこに在った僅かな曇りに『ノノ』気づきませんでした。知らずに夢中でお姉さまを口説いていました。 「実は今度ね、私、……結婚するんだ」 「MOMIGOKOCHI♪ って、え?」  ※※※  視界が暗転。あたし、部屋の中へ頭から落ちました。 【データを記憶しました】 「どうして! どうしてお姉さまが結婚を!」  頭をさすり見上げた先、異世界の扉がソレに応えます。 【『ルキ・サンダルフォン姫』は小国『イクサ』の第3王女として大国『マルサ』の第1皇子と結婚します】  そんなの無い! 意味解らないから!  夕闇の中、身支度を始めあたし決意したんです。明日、学校から帰ったら 「『ノノ』花嫁を奪いに行きますから!! 絶対に許しません」 『TSU・YA! DAKISHIMETE!』 「キミたち何者だよ!」

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