預言者

真夜中、その男はそよ風に当たっていた。 「どうしたものか____」 その男は3日前に国のトップとして君臨したばかりなのだ。 先代、ユゼフ・ピウスツキが1935年に亡くなり、次期大統領イグナツィ・モシチツキが3日前に亡くなった。 国は大混乱に陥った。 モシチツキがあと数年は存命であると考えていたため、次期トップの候補がいなかった。 そしてこの男、エドヴァルト・リッツ=シミグウィに白羽の矢がたった。 エドヴァルドはこの申し入れを受け入れた。 だがエドヴァルドは今ポーランドが抱えている問題に直面することとなる。 それは隣国、ソ連ドイツの情勢だった。 独ソ両軍に不穏な動きあり、という知らせだった。 だがそれが何を意味しているのか、これからどういう動きをするのかを常に目を光らせながら、見なければいけないのだ。 もし、判断誤りさえすれば最悪の場合、このポーランドという国がもう一度地図から姿が消えるかもしれない。 私の肩に国民全員の命がのしかかっている。 そう思うと、打開策が練れなかった。 「また、明日考えよう。」 こう自分自身に言い聞かせ、何日がたったのだろう。 だがこうするしか、方法がなかった。 そして、ゆっくり眠りについた。 突然、目が覚めた。 目が覚め、周りを見渡すと辺りが漆黒一色だった。 この状況を飲み込めずにいると、声が聞こえてきた。 「エドヴァルド___」 突然私は名前を呼ばれた。 「だ、誰だ!?」 「我が名は太陽神、シヴィアトヴィド。」 シヴィアトヴィド___どこかで名前を聞いたことがある。 確か、子供の頃に読んだ神話に出てきた神だったはず__ 「貴様、隣国の対応に手を焼いておるな。」 「な、何故それを____」 「ポズナン___ポズナンまで独国境に配備してある全軍を引き、そこに要塞をきずけ。さすればドイツからの侵攻は防げるであろう。」 なんだとっ!? やはりドイツは、裏で動いていたのか。____ 「これにて我は失礼する。健闘を祈る」 そういうと、私は眠りに着いた。 翌日、目が覚めると昨日何があったがよくよく考えてみた。 なぜあの神はドイツが攻めてくることを断言できる? なぜドイツが裏で動いていることがわかる? 様々な疑問が浮かんできた。 そして何より、確証がない。 バカバカしい。 たが_____ だがもしも、あの神が言っていることが本当になったら、軍事力で大幅な遅れをとっている我は間違いなく敗北するであろう。 そして私は傍に控えているものを呼び、軍事大臣をよんでくるように指示した。

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