最強勇者の夫~陰であなたを支えます。

読了目安時間:2分

トーレムグレイグ

LV13 幼馴染と再会

いつもの如く【モンペロ】で忙しくするフミヤ。 「いらっしゃーい。」 「あードレンさん、久しぶり。」 モコの声は相変わらず元気で明るい。 「久しぶりだね、モコちゃん。フミヤは頑張ってる?」 「おードレン、ひさしぶり。」 ドレンはフミヤの幼馴染(おさななじみ)で 秘境探検家(ハンター)である。 「今日はどうしたんだ?珍しいな。」 「いや、おまえが結婚したって聞いてお祝いにな・・。」 そう言うと ドレンは光り輝く食材を取り出した。 「おまえはイエン(おかね)とかより こっちの方がいいだろ。」 ドレンが取り出した【虹色鳥の巣】という 希少価値の高い食材に フミヤの目は輝いた。 ・・・。 仕事も終わりドレンを家に招待したフミヤ。 「俺の新居だ、まー入ってくれ。」 「おっ なかなか広さで いいじゃないか。」 ゴゴーン・・重い音を立て扉が閉まる。 「おいおい この扉。」 「なかなかお洒落でカッコイイだろ、俺のお手製だ。」 フミヤは少し嬉しそうにしていた。 ドレンは扉を押してみたがピクリとも動かない。 「動かんぞ、この扉。」 「いやいや。」 ゴゴゴゴ・・・「普通に開くじゃん。」 *ドレンは沈黙した。 「まーヴィオラが戻るまで 軽く呑んどくか?」 そう言うとフミヤはグラスにビアを注いだ。 「そうだな、重!なんだよ、この重いグラスは。」 ドレンは片手でグラスが上げられない。 「ヴィオラのために耐久性の高い物ばっか作ってるとそうなるんだよなー。」 「ずっと力を抑えるのって すごい疲れるんだって。」 普段、人と接する時のヴィオラは力を極力抑え込んでいる。 だが、力を抑え込むためには魔力を消費するため  家に帰るとヴィオラは 通常時の状態に戻り 魔力を回復させているのだ。 「お前達、色々大変なんだな。」 ドレンは苦笑いをしながら 両手でビアを口にした。 「いやーそうでもないけどな。」 フミヤがドレンにニコっと微笑んだ。 外から扉に近付く足音が聞こえる。 「ドレン、離れて!」 「フミヤー、ただいまーーー。」 勢いよく扉を開けるヴィオラ、激しい風圧がフミヤとドレンを襲う。 *フミヤはドレンをかばった。 ドゴーン! フミヤは壁に吹き飛ばされ 頭から血を流している。 「おかえり、ヴィオラ。」 *ドレンは驚き戸惑っている。 笑顔で迎えるフミヤにヴィオラは近付き 「ヒール。」 *ヴィオラはヒールを唱えた。 *フミヤは回復した。 二人はドレンの前で 抱きしめ合った。 メキメキメキ フミヤの体が異常なほどに反り返っている。 *ヴィオラはメガヒールを唱えた。 *フミヤは回復した。 「あっ 初めましてルイス・ヴィオラです。」 ドレンに気付いたヴィオラは 何事もなかったかのように挨拶をする。 「俺の幼馴染なんだ。」 何事もなかったかのようにドレンをフミヤが紹介する。 「ど・・どーーも、ドレンです。」 二人の日々の生活がなんとなく想像できたドレンだった。

ビア 現代でいうビール 虹色鳥の巣 希少食材。口の中に入れると とろける。高級な鳥の風味。 ヒール 初級回復魔法 メガヒール 中級回復魔法

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