最強勇者の夫~陰であなたを支えます。

読了目安時間:3分

再びトーレムグレイグ

LV27 ゴイス湖の主

昨日【モンペロ】で冒険者達が噂話をしていた。 街から2キロほど離れた湖【ゴイス湖】に主が現れたと言う。 ボートでデートしていたカップルのボート下を巨大な影が通り過ぎたとか・・・ 釣りをしていたお爺さんが、巨大な物体に釣り竿を持っていかれたとか・・・ そこで本日は【モンペロ】を 急遽臨時休業し オーナーのジン、店員モコ、そしてフミヤで湖の探索チームが結成された。 3人は和気あいあいと 釣り具一式を片手に湖へ向かう。 「ジンさん、お店お休みしちゃってよかったの?」 「ああ、湖の主てのを見てみてえじゃねえか。これでも俺も昔、 冒険者だったんだぜ なんか血がわくだろ?」 (オーナーは自由人だな。) ふと、思うフミヤだった。 ジンは元々、A級冒険者。 A級冒険者と言えば、一般人が与えられる等級の中で 最高ランクを意味している。 ちなみに英雄クラスでS級、勇者はSS級である。 湖までの岐路は少し遠く さすがに街を離れて行くに連れて モンスターと幾度か遭遇する。 *スライムが現れた。 *フミヤの攻撃。 *フミヤはスライムを倒した。 *トゲトゲネズミが現れた。 *モコはファイアーボールを唱えた。 *トゲトゲネズミを倒した。 *スライムイエローが現れた。フミヤは・・以下同文。 *ソルジャーオークが現れた。 *ジンはオークを鉄拳制裁した。 *ソルジャーオークを倒した。 *スライムレッドが現れた。フミヤは・・以下同文 元A級冒険者ジンを含むモンペロパーティーは  モンスターを物ともせず、難なく湖に到着するのであった。 一行は湖に着き一息つくと、各々が釣り竿を取り出し 主釣りを目指す。 フミヤはお手製の魚と肉のミンチを餌とし 釣り竿を力強く振った。 「フッ、結構遠くへ飛んだな。」 少し自慢げなフミヤの横で ジンはグローマの身を 豪快に付け 軽く竿を一振りした。 フミヤの針の飛距離をあっさり超えたジンは ドヤ顔でフミヤを見る。 「・・・。」 *フミヤは沈黙した。 モコは迷わず、ちょんとすぐ目の前に糸を垂らす。 「そういえば、モコは何を餌にしたんだ?」 「えっと、スライム!」 「・・・。」(さっき倒したやつだな・・) スライムは餌になるのか?と疑問に思うジンとフミヤだったが、 そこはあえて追及しないでおこうと 2人はアイコンタクトを交わした。 そんな中、ジンの釣り竿に大きな引きが押し寄せる。 「うらああああ。」 ジンは掛け声を発すると 持ち前の腕力に物を言わせ 魚を釣り上げる。 2m級の大グローマだ。 (このおっさん、グローマの身でグローマ釣ってる・・・) グローマの共食いを複雑な心境なフミヤだが、 そのフミヤの釣り竿にも当たりが・・・。 「よし、きたーーー。」 気合を込めて竿を引っ張るも ピョン。 5cm級のゲロマズ(うお)が釣れた。 *フミヤはうなだれている。 「フミヤさん、なんか私の糸おかしいです。」 落胆中のフミヤをモコが慌てて呼ぶ。 ピーンと張られたモコの釣り糸が どんどん沖に進んで行っている。 「大物だ!」 フミヤはモコが引きずり込まれないように支えると 「主かーー!」 ジンもすかさず駆け寄り モコと一緒に釣り竿を支えた。 かなりの強い引きに3人は力を合わせ、主と格闘している。 そうした中、大きく黒い影が湖の表面に徐々に映し出されていった。 さらに力を込め 必死に釣り竿を引く3人。 ザザザーン! 大量の飛沫(しぶき)を跳ね上げ、狭まる視界の中 ついに主がその本性を現す。 *ジャイアントスライム20m級が現れた。 フミヤの脳裏に あの日の記憶が蘇る。(12話参照) 「また おまえかぁーーー。」 ジャイアントスライムは3人に向かい 大きくのしかかってきた。 「よっ。」 *モコはヒラリと身を躱した(かわした)。 「はっ!」 *ジンはヒラリと身を躱した(かわした)。 「はあああ?」 *フミヤはプチっと潰された。 *フミヤは埋まっている。 *モコはファイアーボールを連発した。 *ジンはオーラナックルを放った。 *ジャイアントスライムは飛び散っていく。 *ジャイアントスライムを倒した。 *チーム【モンペロ】は巨大グローマと 大量のスライムゼリーを手に入れた。 素材を一通り詰め込んだジンとモコは 地面にめり込んだフミヤを救出すると ゴイス湖を後にし街へ帰って行くのであった。 *フミヤのHPが32上がった。 *守備力が10上がった。

ゲロマズ|魚《うお》 とってもまずい魚 オーラナックル 気を込めた全身全霊の拳

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