二次創作 短編 完結済
読了目安時間:20分
総エピソード数:7話
複数の刀剣男士と交わることによって審神者の霊力が変容し、ヒトの道を外れることが知れたのはここ一年での話だ。 この事実が公表されるまでは、その本丸の刀剣男士がヒトならざる者に変容した主を密かに葬るか神隠しを行うかして表沙汰にならないようにしていたらしい。あるいは、歴史修正主義者たちの勧誘に応じて身を隠したのだろうと言われている。 【一度ヒトの道を外れてしまえば、もう戻ることは叶わない。】 私の仕事は、ヒトの道を外れかかった審神者を見つけ出し、状態を判定した上で政府施設に収容を要請することである。送られた審神者たちは政府施設で霊力の浄化を行うと聞いている。 調査をしていると、思いのほか刀剣男士たちと関係を持つ者が多いことが知れた。霊力の安定のため、必要があって交わったまではよかったものの、その快楽に抗えずに落ちていく者の多いこと多いこと。 だから、私は刀剣男士とは関係を持たないと決めている。 そんなわけで複数の刀剣男士と関係を持たせないために刀剣男士と人間との婚姻制度が作られた。 まずは試しにと政府職員たちの間で契約が交わされることになり、職場恋愛を楽しんでいた者たちはその間で結婚をして、残った結婚適齢期の職員たちの間ではクジ引きで相手を決めた。強制である。 結果、私は一文字則宗と契約結婚をすることになったのだが―― ※『くじ引きで結婚相手を決めたら髭切が旦那になる話』と同一の世界観です。 ※2021年12月25日発行の企画本『レモンティーとアップルソーダ』に寄稿した作品です。 ※pixivにも掲載中です。
総エピソード数:7話
投稿日2022/5/22 16:08 文字数2,086文字
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投稿日2022/5/23 17:00 文字数1,095文字
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投稿日2022/5/24 17:00 文字数2,146文字
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投稿日2022/5/25 17:00 文字数1,467文字
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投稿日2022/5/26 17:00 文字数1,419文字
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投稿日2022/5/27 17:00 文字数1,781文字
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投稿日2022/5/27 18:50 文字数126文字
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原初の世界、まだ天と地が混沌とする世界。 そこにあったのは龍だった。 巨大で強力、最強の存在であった龍たちは、思うがままに暴れまわり、やがて世界を切り開いた。 そして天と地は分かたれ、大地と空、そして海が生まれた。 そう、世界は龍に作られた。 戦争孤児として生まれ、両親の顔と名前を知らない少女ヘレンは、物事のルーツを解き明かすことに自分の道を見出した。 そんな彼女ととあるきっかけで出会った少女ロゴス、彼女もまた自らのルーツを喪失した少女だった。 そして二人は龍を巡る旅を始めることとなる。 旅先での出会い、別れ、様々な出来事。 それを乗り越えた先に待つものは一体何か? そう、世界は龍に創られた。
読了目安時間:52分
作者からの一言コメント
政府の命令なので契約結婚でいきましょう