愉快な5人の超絶イケメン戦記

読了目安時間:2分

エピソード:13 / 27

1-8

 『世界統括電脳』からの 『脳内対話システム』の電波が切れた。  5人はお互いの顔が見えるよう、 なんとなく輪を作り、内側を向いた。  対話は全て、脳内会話であった。  「初めまして」  Yが沈黙を破った。  「インドでカレー屋やってます。  今夜、まかないを出そうとしたところで、 いきなりここに連れてこられちゃったよ。  それにしても、みなさん、 素晴らしいイケメンさんですね。  僕もだけど。あはははは」  明るいYの自己紹介に、 他の4人は笑顔になった。  次にRが、 輪の内側に右足を少し踏み入れた。  「俺はニュージーランドで アマチュアボクサーをしている。  サンドバッグ叩いてたら いきなりここに連れてこられた。  5人で協力して、 ミッションクリアしようぜ」  一番、攻撃力が高そうな Rの力強い呼びかけに、 4人は期待で瞳を輝かせた。  「スウェーデンのストックホルムで 作家業をしている。  私はBというコードネームを頂いたが、 青いコスチュームなので 色の頭文字と覚えていただけるだろうか。  新たな作品を創作しようとしていたら、 突然連れてこられたよ。よろしく」  「僕はブラジルの コーヒー農園で働いています。  太陽の恵みが降り注ぐコーヒー園の中で、 貧しいけれども、毎日がとても充実していて、 幸せを感じて生きている者です。  皆様との出会いに、心から感謝いたします。  是非とも協力して、 ミッションを完了いたしましょう。  宜しくお願い申し上げます」  「お、俺は、まだ、16歳の、高校生です。 アフリカのモザンビークの コンボイオ高校に通っています。  俺は、高校生活が、苦手で、 早く卒業して、自由になりたい。  みなさん、大人で、 俺だけ、子供なのに、 俺がリーダーだなんて、滅茶苦茶緊張してます。  ミッションを無事完了させるために、 みなさんの力を貸してください!  よろしくお願いします!」  「W&Bさん、随分とイケメンだねぇ。 モテるでしょ。  学校の女子たちは、君が高校からいなくなって、 さぞショックだったろうね。  無事にミッションを完了させような。リーダー」  YがW&Bの緊張をほぐそうとした。

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