愉快な5人の超絶イケメン戦記

読了目安時間:2分

エピソード:25 / 27

第6章 W&Bの敵、デビル

6-1

 翌日、5人は午前10時に第5広場に集合した。  「諸君は、G、B、R、Yの敵を 次々と見事に屈服させることができた。  ついに最後の敵、 W&Bの敵に対応するときが来た。  もしも、このミッションに成功したら、 我々の計画について 諸君に詳細を伝えさせていただくことになる。  これから諸君は、『宇宙空間』で戦闘を行う。  W&Bの敵の情報を提示する。検討を祈る」  5人の目の前に微粒子映像が現れた。  『DEVIL(デビル)』という字幕と、 デビルの外見が提示された。  「・・・これって、カード?」  「タロットカードのようだ」  「ヤギのような様相をした悪魔が、 目前に居る家来の男たちを従えていますね」  5人を取り巻く空間が一変した。  5人は無重力の宇宙空間で、浮かんでいた。  「真っ暗闇だが、お互いは見えるな」  「息苦しくはない。 酸素は供給されているようだ」  宇宙空間で浮かんでいる5人の前に、 全長2メートルほどの、 5枚のタロットカードが現れた。  『塔』『月』『審判』『死神』、 そして『デビル(悪魔)』だ。  「宇宙空間へようこそ。  我々は、タロットカードである。  おまえらにも1枚ずつカードをやろう」  デビルが、 普通のサイズの5枚のカードを飛ばし、 5人が1枚ずつ受け取った。 Gは『隠者』を、 Bは『魔術師』を、 Rは『戦車』を、 Yは『太陽』を、 W&Bは『皇帝』のカードを受け取った。 「全て大アルカナだ。ありがたいと思え」  「mirror(ミラー)!」  Bが5人の前に、 何物も跳ね返す鏡の魔法を唱え、 メンバー全員の目の前に配置した。  「ふっふっふ。 我々の力を甘く見てもらっては困るよ」   『塔』のカードが 巨大なハンマーを持って突進してきた。   「お前らの目の前の鏡を壊してやる!」  ハンマーで叩き壊すのではなかった。  ハンマーをかざすと、  ピカッ・・・・・ゴロゴロゴロゴロ・・・  雷がやや遠くの方で鳴るような音がしたが、 直後、5人の目の前に雷が落ちて、 5人のミラーが割れてしまった。  「我々の持つ精神力はとてつもないのだよ。 こんな魔法で現出させたものなんて、 すぐに壊せるのさ。 おまえらを掃除して、この世を浄化してやる!」  「また出せばいい!ミラー!」  5人の前に、新たな鏡が現れた。  新たな鏡も、雷が落ちて砕け散った。  『塔』とBのミラーの再現は繰り返された。  「くっそ、埒があかないな」  すると、 鎌をかざした『死神』が近づいてきた。  「おまえらを殺して 『世界統括電脳(WEIT)』に 揺さぶりをかけてやる。 新しい世界を作り出すために、 お前らを・・・・・・殺す!」  大量の鎌が、 ワシャワシャ音を出しながら 5人に向けて飛んできた。

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