イチャイチャ☆百合っ娘ロボ 〜怪獣VS巨大ロボッ娘〜

読了目安時間:6分

エピソード:11 / 42

 ご察しの通り、今回の話の元ネタはアレです

「VS巨大惑星!!」

a. 天変地異  暗黒宇宙を妖しい光で照らしながら、猛スピードで地球に迫る巨大惑星。その影響は既に多大なる影響をもたらし、天変地異を引き起こしていた! 「流されっ、押される、押し流されるぅううう!」 「ああっ、私の、私の愛車がぁあああああああ」 「摩邪の占いはやはり当たっていたんだ!」      泳ぎのうまい水泳選手だろうが、軽自動車や4トントラックだろうが容赦なく飲み込み、どこまでも押し流す500メートルにも達する大津波。 それは車や人、岩に材木のみならず電柱に一軒家まで飲み込んでより強力になってゆき、大都会は為す術もなく沈む。 「惑星間ミサイルも暴風に吹き飛ばされる可能性があるため、使用は不可能です」  職員からの通信を受けて、司令室は更に強い緊張感がピリピリ。津波のみならず、惑星間ミサイルが発射可能な想定風速を数倍も上回る暴風までもが日本を襲撃していた。 「ラーバと名づけられた超巨大惑星の引力による影響は、とんでもなく凄まじいな...みんな覚悟はできているか?」 「もちろん、死ぬのが怖くてこの仕事がやれません」  「危険なのは...いつもと同じですから...」 「絶対にみんなを守ってみせるならなー!!」   新鷹参謀の問いに、MINTは力強く答える。 「勝利の暁にはこの勇ましさを記事にしなくちゃ!」   強い使命感に突き動かされ、香燐は連続撮影を開始した。 「じゃあ作戦を再確認するね、まずは私こと猫鈴猫が先頭を飛ぶから、みんなは後ろをついてきて」 「耐久性から導き出した引力による影響を受けないギリギリの距離まで来たら、そこから冷却ミサイルを全力で発射!」 「凍結したら、猫鈴猫さんと、私達で、全力攻撃」 「破壊成功する確率は0.008%、けどそれでラーバが軌道を変える可能性は10.5%」 「科学研究班と同じ計算結果。計算ミスを疑う余地なしなのが、とっても恐ろしいわぁ」   メモメモ、撮影、香燐の両手はかつてない程に忙しい。 とは言え危険極まりない戦いに赴く猫鈴猫やMINTたちに比べたら大したことじゃない、頑張らねば、香燐はそんな気持ちだった。 b. MINT 「初陣が怪獣でも宇宙人でもないなんて思わなかったです!」  「まさか惑星なんて...規模が...」 「でもこのイキシアに猫鈴猫ちゃん、頼もしい味方がいるんだから、きっと大丈夫よ」   MINTの三人は戦闘航空機・イキシアの操縦桿を強く握り、前を飛行する巨大化した猫鈴猫の後ろ姿を見つめながら宇宙まで飛んでゆく。 惑星間ミサイルすら吹き飛ばしかねない暴風、それにより飛んでくる瓦礫や車などから、猫鈴猫のシールドが彼女たちを守ってくれるので、ある程度は安心できる。 「あら?もう宇宙なのね」   マッハ10のスピードならば、地球から宇宙に飛び出すまであっという間だ、もう月も太陽も見えるところまできた。 「あれだな〜!」  平行に飛んでいた猫鈴猫が体を垂直にすると、MINTたちは暗黒宇宙に輝く、超巨大な球体を目の当たりにした。 「あれが巨大惑星ラーバ...生物反応無しっていうのも、頷ける...」       ラーバは巨大さから考えられないほどの猛スピードで移動し、表面は太陽を思わせる灼熱の焔が覆い、妖しい明滅を激しく繰り返している。 放射線量もメーターを振り切っており、生の為ではなく死の為にあるような星と言えるだろう。 「捨て置けば...地球どころか宇宙が...」 「宇宙を守る戦いね、失敗は許されない!」 「必ず作戦成功させてみせるぞ、冷凍砲マグマバルカン発射スタンバイ!」   イキシアの前方にいた猫鈴猫は、巻き添えを喰らわないように、華麗な宙返りで彼女らの背後に回って、シールドを解除した。 「うわああっ、凄い引力で引き寄せられます!」   冷却攻撃のためにシールドが解除されたことで、イキシアはラーバの強力な引力に捕らえられてしまった。 ふにゃあああああっ!巨大化した猫鈴猫も、ジェット噴射で全力で引きずり込まれないよう踏ん張っている。 「早急にケリを付けるわ...!」 「ここから一歩も通さないから」   激しく揺れるなかでも、三人は至って冷静なままラーバに照準を合わせ...そして。 「超低温冷却弾:ハイドランジア、発射!!」 「発射ぁああ!!」 「...発射します... ... ...!」   発射されたハイドランジアはラーバの表面に直撃すると、灼熱の表面を全域に渡り瞬く間に凍結させてしまう。 「あとは全力で叩いて軌道を逸らすよ!!」 「任せなさいなっ」   ミサイル、ロケット弾、レーザービーム、ハイパーレールキャノン、凍りついた惑星ラーバにありったけの攻撃が穿たれる。 「おおっ!軌道が変わった!!」   視覚的には僅かにズレただけに見えるが、変わった未来は大きい。地球への直撃は避けられて、滅亡は回避されたのだから。 「よっしゃ、作戦成功だ!」 「待って...まだ...」 「っ、避けて!」  凍結したはずのラーバの中央から、猫鈴猫とMINTにお返しと言わんばかりに赤色熱線が発射された。 神懸かりな機動を見せ、誰一人としてこれを喰らわずに済んだものの、何故かラーバの軌道が元に戻っていた。 「いったいどういうこと?! まさか生きてる?」 「生命反応は無いんじゃ...!?」 「やばっ!調べてる時間もない!!」  軌道の戻ったラーバは、凍結したまま地球へ向けて再び猛スピードで迫りくる。 猫鈴猫は再びMINTをごとシールドを張るも、地球の6千倍の質量を持つ巨大惑星の直撃にも耐えることができるのだろうか!? 「お姉さま...」     非情な計算結果が弾き出される... ... ...耐久確率、ゼロ%!!!!  c. 地球消え去る!? 「ここで逃げ出したところで、お姉さまも地球もなくなる...」 「私達は失敗してはいけない作戦を失敗してしまったのね」 「どうすれば!」  考えたところでラーバが待ってくれるはずもない、滅亡をもたらす惑星はあっという間に猫鈴猫たちの目前まで迫る。もはやここまでか!? 「フルパワ〜・パーン〜チ〜っ!!」  地球最大の危機が迫るとき、神か悪魔か、見知らぬ声が宇宙に轟く...には弱々しい声色だ。 そんな控えめな声とは裏腹に、穿たれた拳は、凍結した悪魔の惑星の動きを停止させる力強さがあった。 「え〜と、あなたは?」  猫鈴猫は名前を拳の主に聞いてみる、巨大化した状態の自分とほぼ同じ大きさの、赤い髪と赤を基調としたロリィタ服を着たその少女に。 「わたしは、あんず、ですっ」  きゃ〜!あんずと名乗った少女が、紅潮した顔を両手を覆うと同時に、彼女の背後で停止していたラーバが音もなく木っ端微塵になってしまった。 「なんてパワーなの〜?」 「すっげえぇえええええええっ」 「破壊力...抜群...」   凍結していたとはいえラーバを打ち砕く超パワーを持った、人見知り気味な少女・あんず。彼女の正体はいったい... ... ...!? つづく

 あんずが赤髪なのは赤髪好きだから以外の理由があるのだ。特撮リスペクト的な意味でな! あとは亡くなったおばあちゃんがよく行ってたカラオケ屋さんの名前(´;ω;`)

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