3000回目のディストピア

本日二話目の投稿になります。 お気をつけを〜

Another chapter8(3-2)

 ──Stock:7685── (アーリャは馬鹿か!?)  バレないとはいえ、ここでオ○ニーするとか流石に頭おかしい。  しかも何秒経ったか、どんなふうにイッたか、してる最中に何があったか全く覚えていない。   (……ま、いいや)  早く要件を済ませてしまおう。  私は背中合わせになった彼らの背後に周り、音を一切出さないように気絶させていく。 (うーん、地味。まあいつもの事だけど)    そして最後の一人。  水を撒いた男の後ろに移動し、拳を振り上げたその瞬間──   「Последний(最後の一人)── 「ッ!」    ──アーリャの頬に、小さな痛みが迸る。  動体視力を強化した私の目にさえ、それが何なのかは分からなかった。 「うわっ!?」  思わず声を出して飛び退く。  その瞬間、アーリャを傷付けたものがナイフだと気付いた。  相手に存在を認知された時点で、認識阻害は解けてしまう。  男は既に、アーリャの存在を認知しているはずだ。 (ビックリした……)  声を出すなんていう暗殺者にあるまじき行動だったけど、そんな初歩的な事を忘れるくらいにアーリャは驚いた。  そして──   「──!」    休む暇もなく飛んできたナイフを、咄嗟に短剣で弾き飛ばす。    あぁ、今の動作で分かった。   (この人、()()()()()()())  人間は何かしら強い攻撃をする時、必ず溜めが存在する。  例えば強いパンチをする時は拳を振り上げるし、蹴りなら足を引いて勢いを付けて蹴り出す。  この振り上げたり引いたりするのが予備動作だね。    筋肉の構造上、この予備動作が無いとどうしても強い力を発揮する事は出来ないんだよね。 (速度が求められる暗殺者は、この予備動作を少なくする事でよりスムーズに対象を殺せるように訓練する)  けど幾ら訓練をした所で、どうしても予備動作は発生してしまう。    ──でも、この人にはそもそも予備動作が()()。 (まるで予備動作が起こる瞬間を切り抜いたみたい…………)  考えていると── 「お前か?」  声を掛けてきた。  暗殺が失敗して戦闘になったからと言って、弱気になったら死ぬ。  常に強気でいくのが師匠の教えだ。  イノリとの戦い……いや、一方的にボコボコにされた事で、アーリャは殻を破れたのかもしれない。 「まさかアーリャの不意打ちを防がれるなんて……しかも、ねぇ?」  二本の短剣を抜き、胸の前でクロスさせる。 (あぁ、まただ)  思わず笑みが溢れてしまう。  溢れ出る液と快楽に、興奮が止まらない。  だからだろうか── (…………Tam(チ○コ))  目の前の人の股間部に、どうしても目が行ってしまう。 (……っと、いけない)    また自我を失いかねない。  しっかりしなければ。 「最近いっつもイノリにボコボコにされて、しかも能力使用禁止とはいえツバキにまで負けそうになるんだもの。ちょっと自信付けさせてもらうよ」  短剣を構え、そして──  ィィィィンン!! 「ッ!」 「堪んないよこの感覚っ!」  アーリャ達は刃を切り結んだ。  

 相澤錬  能力名:筋肉構造変化(C)  タイプ:常時発動型、任意発動型  ・初動解除  ・???   【特殊】  ・???

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